日米首脳 朝鮮半島の非核化へ連携確認

(NHK)ニューヨークを訪れている安倍総理大臣は、今月27日の日米首脳会談に先立ってトランプ大統領と夕食をともにしました。このあと安倍総理大臣は、記者団に対し、朝鮮半島の非核化に向け緊密な連携を確認したほか、貿易や投資などをめぐって意見を交わしたことを明らかにしました。

日米首脳 朝鮮半島の非核化へ連携確認 - ảnh 1       (写真:AFP/TTXVN

安倍総理大臣は、日本時間の午前7時半すぎから、およそ2時間半にわたって、トランプ大統領の住居が入るトランプ・タワーで、大統領と夕食をともにしながら意見を交わしました。

このあと安倍総理大臣は記者団に対し、朝鮮民主主義人民共和国情勢について、「6月の歴史的な米朝首脳会談で生まれた機運をさらに力強いものとし、朝鮮半島の非核化に向けて引き続き、しっかりと緊密に連携していくことで一致した」と述べました。

また、拉致問題について「出発前に拉致被害者の家族会の皆さんから切実な思いをうかがい、メッセージをトランプ大統領に伝えた。次は私自身が、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長と向き合い、1日も早い拉致問題の解決のためにあらゆるチャンスを逃さないという決意で取り組んでいく」と述べました。

一方、安倍総理大臣は、「日米間の通商、投資、貿易などの課題は、大変、建設的な議論ができた。この後の茂木大臣とライトハイザー通商代表の会談を踏まえて、再び首脳会談で話をすることになる」と述べました。

茂木経済再生担当大臣とライトハイザー通商代表は、25日閣僚レベルの通商協議=FFRを行うことにしていて、貿易赤字の削減を目指してFTA=自由貿易協定の交渉入りに意欲を示す、トランプ政権との間で折り合いをつけることができるかが焦点となります。

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