［ロイター］ - 朝鮮民主主義人民共和国の最高人民会議（国会に相当）は２９日、憲法を修正して国防委員会を「国務委員会」に改編したうえで、金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長が「国務委員長」に就任する人事を決めました。国営メディアが３０日に伝えました。

最高人民会議には正恩氏も出席しました。会議は１年に１─２回開かれ、朝鮮労働党が決めた予算や政策を正式に承認します。

正恩氏の父である故金正日（キム・ジョンイル）総書記は国防委員会を利用して権威を誇示していました。国営メディアが伝えた新設の国務委員会の名簿によりますと、軍人以外の起用が目立っています。

２９日の最高人民会議は、５月に開かれた朝鮮労働党大会で示された政策目標を実行するために招集されました。