朝鮮「脅威」米朝会談後も変わらず 防衛白書

(VOVWORLD) -  日本の小野寺五典防衛相は28日の閣議で、2018年版防衛白書を報告しました。朝鮮の核・ミサイル開発について「これまでにない重大かつ差し迫った脅威」と明記しました。

17年9月の核実験が水爆実験だった可能性に言及し、脅威認識を昨年から上げました。6月の米朝首脳会談後も「脅威についての基本的な認識に変化はない」と指摘しました。

朝鮮に関して、17年版は相次ぐミサイル発射を受け、「新たな段階の脅威」と表現しました。17年9月の核実験は「水爆実験であった可能性も否定できない」と開発の進捗を懸念しました。

対ロシアでは、北方領土への地対艦ミサイル配備などを挙げて「活動を活発化させている」と分析し、「動向を注視する」と記しました。年末に見直す防衛大綱にも触れ「サイバー空間や宇宙空間など新たな領域の活用が死活的に重要になっている」と訴えました。(日経)

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