アメリカ・ワシントンDCのキャピトルヒルにあるアメリカ議会議事堂（AFP/TTXVN）

アメリカ下院は16日、バイデン政権に対してイスラエルへの武器供給を再開させる法案を可決しました。この決定は、下院の過半数を占める共和党から、バイデン大統領がイスラム組織ハマスとの戦闘中のイスラエルに対してパレスチナ自治区の民間人の保護を求め、同国への爆弾の供給を一時停止させたことに対する非難の一環です。

可決された法案は賛成224、反対187でした。この中には、多数の共和党議員と民主党議員16人が賛成票を投じ、一方で共和党議員3人と多数の民主党議員が反対票を投じました。

上院で同法案が可決され、成立する見込みはありませんが、下院のこの動きはイスラエル政策を巡るアメリカ国内の深い分裂を浮き彫りにしました。（ロイター）