米病院でブタ腎臓移植の男性死亡 手術から2か月、退院して療養中

(VOVWORLD) - 死亡したリチャード・スレイマンさんの家族は声明を発表し、手術を受けた理由の一つは生き続けるため移植を待つ人たちに希望を与えることだったと述べました。「その目的は達した」と述べました。
米病院でブタ腎臓移植の男性死亡 手術から2か月、退院して療養中 - ảnh 1リチャード・スレイマンさん(写真提供:マサチューセッツ総合病院)

アメリカ・マサチューセッツ総合病院は11日、末期腎不全の治療のため世界で初めてブタの腎臓移植を受けた60代の男性が死亡したと発表しました。手術を受けてから2か月足らずでした。同病院のチームは声明で、移植が原因で亡くなったわけではないとの見方を示しました。

死亡したリチャード・スレイマンさんの家族は声明を発表し、手術を受けた理由の一つは生き続けるため移植を待つ人たちに希望を与えることだったと述べました。「その目的は達した」と述べました。

スレイマンさんは3月16日、拒絶反応が起きないよう遺伝子改変したブタ腎臓の「異種移植」を受けました。4月初めには退院し、療養していました。(共同通信)

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