27日、在ベトナムアメリカ大使館は先頃、同国のUSAID＝アメリカ国際開発庁がベトナムのエイズ予防対策の強化に2600万ドルの援助を決定したと明らかにしました。

USAIDベトナム事務所のマイケル・グリンヌ所長は「この援助はエイズの診断から治療サービスの拡大に充てられる。また、中央、省、県レベルの要求に応え、技術援助を提供し、持続的なエイズ予防対策サービスづくりを目指す」と語りました。

なお、2014年、ベトナムはアジアで、UNAIDS＝国連エイズ計画が定めた「90-90-90目標」の実現を公約した初めての国となりました。これは、2020年までにHIV陽性者の90％がHIV検査を受け、感染が判明したHIV陽性者の90％が抗レトロウイルス薬治療を受け、治療を受けたHIV陽性者の90％のウイルス量（HIVリボ核酸量）を検出限界値以下にすることを目指すというものであるとしています。