愛を広げる「幸せな学校」

(VOVWORLD) - ユネスコが提唱した「ハッピースクールプロジェクト」から着想を得た「幸せな学校」というモデルは、2019年に教育訓練省によって導入されて以来、多くの学校に急速に広まっています。「愛情」「安全」「尊重」の3つの基準に基づき、東北部クアンニン省ハロン市のハーカウ小学校は、「幸せな学校」の構築に成功し、生徒たちが喜んで通学できる環境を整えました。

「幸せな学校」モデルは、生徒が学校に行くことを楽しみにするよう、愛情とやさしさに満ちた雰囲気づくりを重視しています。安全で尊重し合える環境のもと、子供たちは心から充実した学校生活を送ることができます。ハーカウ小学校はこのモデルを上手に取り入れ、生徒一人一人が愛されていると実感できる幸せな空間を創り上げました。

愛を広げる「幸せな学校」 - ảnh 1校門で生徒を迎えている校長のグエン・ビック・トゥイ先生

(現場の音)先生と生徒との挨拶

2019〜2020学年度以来、ハーカウ小学校では、毎朝校長のグエン・ビック・トゥイ先生や他の教師陣が、校門に入る前の生徒一人一人に対し、元気な挨拶、温かい抱擁、そしてフレンドリーなハイタッチなどの励ましをしています。この活動は年間を通して行われ、先生と生徒の絆を深めています。このように明るく前向きな1日の始まりが、生徒たちに活力を与えています。5年生のダオ・ハイ・ナムくんとファム・ホアン・ミーちゃんは次のように話しました。

(テープ)

「雨の日でも、校長先生は廊下に立ち、生徒一人一人を迎えてくれます。校長先生は一日も休んだことがないような感じがします。私が学校に着くと、まず校長先生とハイタッチをして挨拶するのが日課です。私は先生の粘り強さを見習おうと思っています」  

「校長先生は毎日、私たちが登校する時も下校する時も、挨拶をして迎え送りをしてくれています。先生方はみなとても親しみやすく、私たちを愛してくれています。だから私は毎日が楽しい学校生活だと感じています」

グエン・ビック・トゥイ校長が生徒を迎える習慣は、「幸せな学校」モデルが導入される前から10年以上にわたり、彼女が勤務するすべての学校で続けられてきました。これは校長自身が学校や教室への愛情を生徒や教師一人一人に広げる方法でもあります。校長不在の場合は、副校長や教師が生徒を迎えます。ハーカウ小学校のグエン・フォン・ニュン教師は次のように話しました。

(テープ)

「校長先生のこの素晴らしい習慣は、私たちにとって自己改善の動機付けとなっています。私たちは授業だけでなく、遊びなどにおいても、生徒の話を聞き、共有することで、日々改善し続けています。校長先生は私たちのお姉さんのように、私たちに毎日指導し、務めを果たせるよう導いてくれています」

愛を広げる「幸せな学校」 - ảnh 2ハーカウ小学校の生徒たち

ハーカウ小学校の教師たちは、生徒に愛情を注ぐだけでなく、授業でも生徒を励まし、勉強に前向きになるよう促しています。教師からの愛情と尊重、そして熱心な指導と能動的な教授法により、生徒の学習意欲が高まっています。4年生のチャン・ド・バオ・チャムちゃんは次のように語りました。

(テープ)

「私たちは勉強に圧迫感なく、リラックスして取り組めます。先生方はみな私たちを親身に指導してくれています」 

ハーカウ小学校では長年、いじめや教師への非行はありません。この「幸せな学校」には、管理職から教師、生徒まで、自由に考えを述べ、創造性を発揮し、個性を伸ばす環境があります。

グエン・ビック・トゥイ校長によりますと、幸せな学校には何より愛情が必要です。学校は教師、職員、生徒が楽しく快適に学び働ける場所でなくてはなりません。最も重要なのは、学校のトップが「愛情、安全、尊重」の精神で模範となり、意識改革を促すことだとしています。トゥイ校長の話です。

(テープ)

「生徒によりよく寄り添うには、行動することに勝るものはありません。校長が意識改革すれば、教師も変わります。授業、生徒の成果、そして教師の意識が変わっているのです。長年の『幸せな学校』推進の成果が、生徒、クラス、学校全体の幸せにつながっています」

保護者の方々も、愛情と尊重精神に溢れる安全な環境で子どもが学べることを喜んでいます。ハカウ小学校の保護者からのコメントは次の通りです。

(テープ)

「うちの子は毎日楽しそうに登校しています。この学校は生徒に優しく、安全です。子どもをここに通わせて安心できます」  

「この取り組みを他の学校にも広げ、子どもたちに学校に行く喜びと意欲を持たせるべきだと思います」

ハーカウ小学校は、教育訓練省の「幸せな学校」モデルを導入した始めての学校として、すでに多くの成果を上げています。現在も、同校は教師の対応力と職業倫理の向上、革新的で創造的な教授法の導入、教師と生徒の心身の安全確保、楽しく快適な学習・職場環境づくりに尽力し続けています。

ご感想

他の情報