先ごろ、ホー・チ・ミン共産青年同盟中央委員会は、2021年を代表する「ベトナムの顔」の若者10人を発表しました。「ベトナムの顔」の若者とは、学業、創造的・科学的研究、製造業、ビジネス・スタートアップ、国防、治安、スポーツ体育、芸術文化、社会活動の9分野でその年に目覚ましい活躍のあった35歳以下の若者たちを表彰するものです。

ズイさん

第4地域海軍第162旅団のミサイル護衛艦「016クアンチュン」の海事局長であるグエン・ティエン・ズイさんは、国防で大きな活躍があり、2021年の「ベトナムの顔」の若者10人に選ばれました。

表彰式で発言に立ったズイさんは、「幼い時から、祖国防衛のために、海軍の青い制服を着て、近代的な戦艦を操作したいという夢を抱いていた」と明らかにしました。

ズイさんは、2018年8月に、海軍学院海事専科を卒業した後、軍艦374とミサイル護衛艦「016クアンチュン」の海事局長に任命されました。先ごろ、ズイさんは、ベトナム人民海軍代表団として、2021年8月22日から9月4日に主催国のロシアと11カ国で開催されていた国際軍事競技大会「アーミーゲーム(Army Games)2021」に参加し、銀メダルを授与されました。

ズイさんは次のように語りました。

(テープ)

「アーミーゲームに参加することは、私にとって名誉でありながら、試練でもありました。今回の国際軍事競技大会で私が収めた成績は、忘れがたい記憶となりました」

ロシアでのアーミーゲームに参加するために、ズイさんと同僚はミサイル護衛艦「016クアンチュン」を操作して、約5000海里を旅し、その途中で、複数の国の海域を通過しました。

ズイさんは次のように明らかにしました。

（テープ）                      

「アーミーゲームにエントリーするという通知を受けた直後に、私たちは、訓練計画の立案に着手しました。国内での訓練からロシアでの競技まで、新型コロナウイルス感染症の影響でとても大変でしたよ。特に、私たちは、厳しい練習のほか、ロシアに到着するまで長い時間、艦艇で海上を進みました。これに加えて、ロシアの気候に慣れなかったことが、試合に影響してしまいました。しかし、今回の競技成績で、私と同僚たちの大きな努力が示されたことが確認できました」

一方、第162旅団副団長であるグエン・バン・ドン中佐は、「ズイさんは、絶えず心身を鍛え、業務能力を高めている。彼は同僚とともに、アーミーゲームで任務を立派に果たしただけでなく、他の任務についても良好に完遂した」と明らかにしました。

2021年の「ベトナムの顔」の若者10人に選ばれたことについて、ズイさんは次のような感想を述べています。

（テープ）

「とても誇りに思っています。この気持ちを表現するのは難しいです。私にとって名誉なことでもあります。この成績を収めるのには、自分自身の努力のほか、同僚たちの支援、指導者の適切な指導、および家族の応援がありました」

これまでに、ズイさんは、国防省などから多くの表彰を受けています。彼は「近代的な戦艦で働き、海上の任務を実行することが、常にもっと頑張ろう、もっと努力しようというモチベーションになっている。祖国の建設と防衛、ベトナム人民海軍の発展のために引き続き努力していく」と語りました。