ベトナムの女子サッカー代表のベテラン監督マイ・ドゥック・チュン

(VOVWORLD) -チュン監督は2003年から2023年までの20年の間に、ベトナムの女子代表の監督としてこれまでの東南アジア競技大会にすべて参加し、合計で8個の金メダルをもたらしました。
ベトナムの女子サッカー代表のベテラン監督マイ・ドゥック・チュン - ảnh 1

去る5月15日にカンボジアで開催された第32回東南アジア競技大会(SEA Games 32)では、女子サッカーの決勝が行われ、東南アジア女王のベトナム女子代表の初優勝を目指すミャンマー女子代表を2-0で下し、金メダルを獲得しました。これにより、ベトナムは東南アジア競技大会で4連覇を達成し、史上最多となる8度目の金メダルに輝きました。

ベトナムの女子サッカー代表のベテラン監督マイ・ドゥック・チュン - ảnh 2

ベトナム女子代表が優勝した直後に、ベトナム女子代表のマイ・ドゥック・チュン監督は拡声器を使って、オリンピックスタジアムBスタンドのピッチラインに沿って走りながら、「ファンの皆さん、ありがとう。ベトナム女子代表と共に歩んできたすべての人々にありがとう」と叫びました。オリンピックスタジアムにいたなら、チュン監督の感動、幸せな気持ちを実感することが出来たはずです。

チュンさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「今までも、その時の嬉しい気持ちでいっぱいです。私は2、3キロも痩せましたよ。今回の大会において、どうしたらチームが最高のプレーができるのか、前回の大会と同様に優勝を維持することが出来るかなどと常に考えていたからです。今回4回連続金メダルを獲得したことは女子代表チームにとって歴史的な奇跡となっています。たぶん、東南アジア諸国のなかでも、こうした成果を収めたことのある女子代表チームはありませんでした。しかし、ベトナムの女子代表はこのような成績を収めました。これは奇跡的な成果です」
この成功には、1951年生まれのチュン監督の大きな功労があったと言われています。チュン監督は2003年から2023年までの20年の間に、ベトナムの女子代表の監督としてこれまでの東南アジア競技大会にすべて参加し、合計で8個の金メダルをもたらしました。彼は、東南アジア競技大会、およびベトナムの女子サッカーの歴史の中で、最も豊富な実績を持つ監督となっています。過去20年間、チュン監督は、ベトナムの各世代の多くの選手を指導してきました。その中の多くの選手は現在、コーチの役割を果たしています。しかし、チュン監督は依然として女子代表の指導に力をつくしています。
チュン監督は次のように述べています。
(テープ)
「私は、わが国のサッカー、とりわけ女子サッカーの発展を期待しています。わが国のサッカー事業の発展のために微力ながら貢献したいのです」
チュン監督のキャリアのピークは、2022 年初頭、彼の指導の下で、女子サッカー代表チームが、2023 年女子ワールドカップ出場権を獲得できたということです。これにより、女子代表をはじめベトナムのサッカー代表がワールドカップに出場するのは史上はじめてのことです。
チュン監督はさらに次のように語っています。
(テープ)
「監督であるから、様々なプレッシャーにさらされます。さらに、国際的な競技大会への出場の目標は、それとはまた異なるプレッシャーにさらされます。ベトナムの女子サッカー代表は初出場ですので、他の強いチームと比較することはできません。しかし、ベトナムの代表が世界的にも強い代表チームと競い合うことは、とても勉強になるはずです」
チュン氏は、これまでの優れた実績により、ベトナムの女子代表にとって伝説的なリーダー的存在です。

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