木彫り職人のイ・タイ・エバンさん

(VOVWORLD) -彼は、ダクラク省における木彫りに情熱を持ち、この仕事一本で収入を得る数少ない木彫り職人の一人です。
木彫り職人のイ・タイ・エバンさん - ảnh 1

中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省ブオンマトート市に住むエデ族のイ・タイ・エバンさんは、この30年余りにわたって、木像の彫刻の維持と発展に精力を注いでます。彼は、ダクラク省における木彫りに情熱を持ち、この仕事一本で収入を得る数少ない木彫り職人の一人です。

イ・タイさんによりますと、幼い頃から、木像の表情をじっと見るだけで木像の彫刻が出来ました。当初は、勿論何度も失敗しましたが、それでも諦めず、完璧な木像を創るまで、何度も木彫りをしていました。あれから30年余り経った現在、彼は木像の彫刻に夢中になり、この職業を維持、発展させたい決意を固めています。

イ・タイさんは次のように語りました。

(テープ)

「ある木像の形を思い出すと、デッサンなしで直接 木を彫って、木像を彫れますよ。現在、私は、木彫りの職業の保存と発展の為、子や孫などにこの職業に教えたいと思っています。」

木彫り職人のイ・タイ・エバンさん - ảnh 2イ・タイさん

イ・タイさんが彫ったそれぞれの木像は、エデ族の日常生活と結びついた物語りや、昔話、美しさなどを反映しているようです。イ・タイさんの奥さんは次のように語っています。

(テープ)

「夫は、木材に様々な形を彫ることが出来ます。2人の息子にこの職業を教えるつもりです。我が家の全員は、先祖代々から伝わるこの職業を守りたいからです。」

これまでに、木彫り職人のイ・タイさんは、テイグエン地方で行われる木像の木彫りコンテストに何度も参加し、優秀賞を受賞しました。イ・タイさんのことについて、エアトウ村文化担当者であるブイ・バン・フォンさんは次のように明らかにしています。

(テープ)

「職人のイ・タイさんは、木像の木彫りを始めとするエデ族の伝統的文化の保存と発展活動に積極的に参加しています。現在、エアトウ村には、イ・タイさんのようなベテランの木彫り職人がいません。」

自分の民族の伝統的文化を重視してきたイ・タイさんは、依然として生き生きとした木像の木彫りを続けています。彼にとって、木像の木彫りは後世代にそれらの伝統的文化を伝える方法となることでしょう。

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