アンザン省のバ・チュア・ス神社の訪れ

(VOVWORLD) -バ・チュア・ス神社は南部アンザン省チャウドゥク町ヌイサム地区に位置しています 。これは西南部地域だけでなく、ベトナム・インド文化経済交流フォーラムで、アジア太平洋地域の代表的なスピリチュアル観光スポットの一つとして認定されました。

現場の音 

この神社はサム山を背にし、本堂は広大な野原に面しています。この神社は幾度もの修復を経て、立派な建築物となっています。サム山にある神社や寺院の管理委員会のグエン・フック・ホアン委員長はバ・チュア・ス神社は長い歴史があり、地元の住民の信仰に繋がっていると明らかにし、次のように語りました。

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「バ・チュア・ス神社は1820 年に建てられました。史書によりますと、この神社が1870 年、1962 年、そして1972年に修復と改築が行われました。現在、この神社には調和の取れた建築様式があり、巨大な建築物です」

アンザン省のバ・チュア・ス神社の訪れ - ảnh 1

バ・チュア・ス神社にあるバ・チュア・ス(サム山の聖母)像は芸術的価値が高いものです。この像は 6 世紀に彫られ、おそらく古代オケオ文化の古代遺物の 1 つであると考えられます。 2009 年、バ・チュア・ス像は、ベトナム最古の砂岩の像として、アンザン省の記録簿に記録されました。サム山観光地のツアーガイド、チャン・ミン・チャンさんは次のように語りました。

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「バ・チュア・ス像は本堂の中央にあります。また、本堂には梅、蘭、菊、竹などの絵画が掛けられるほか、四隅には八仙人彫刻像が安置されています。さらに、両側にはサム山の聖母の神聖さを讃える内容の横書きと対句があります」

バ・チュア・ス神社は3階建てのテラス屋根で、青いパイプ瓦で葺かれており、屋根の隅は波乗りの船の船首ほどの高さがあります。神社の内部はインド風で施されるデザインと装飾があります。枠や扉にはすべて精密な彫刻が施され、横板がたくさんあります。先ほどのサム山にある神社や寺院の管理委員会のグエン・フック・ホアン委員長はさらに次のように語りました。

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「バ・チュア・ス神社は「国」という言葉の形をしたデザインがあります。塔はまるで蓮の花が咲いているように見えます。 3 層の湾曲した屋根は、キン族、中華族、クメール族、チャム族など地元に住んでいる各民族の団結精神を示しています。バ・チュア・ス神社の祭りは毎年旧暦の4月22日~27日まで行われます」

バ・チュア・ス神社の敷地は広くて風通しが良く、緑が生い茂り、色とりどりの花が咲き誇ります。夕方になると灯りがともり、神社の空間がさらに輝きます。晴れた日にこの神社から、チャウドック市の一角を眺めることができます。

毎年、ベトナムの伝統的旧正月テトがやってくると、多くの参拝客がこの神社を訪れます。2014年、文化スポーツ観光省はこの神社の祭りを国家レベルの無形文化遺産として認定されました。

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