創造都市ネットワークとして認定されることはホイアン旧市街の有形無形文化遺産の維持、保存と文化観光活動の開発に新たなチャンスをもたらすとされています。

ホイアン旧市街の伝統陶器生産

現在、ホイアン旧市街では17世紀に誕生した100種の職業が維持、保存されています。これらは絹織物から履物、刺繍、木工製品などの職業まで多岐にわたっています。これはユネスコの「創造都市ネットワーク」に入るため、ホイアンが今後も引き続き維持、保存する遺産の一つです。

ホイアン旧市街ミンアン地区でお面を作っている職人ブイ・クイ・フォンさんはユネスコの「創造都市ネットワーク」に入ることは伝統工芸の維持、保存に対する職人の取り組みを確認するだけでなく、ホイアンが創造性の富む地域の多様な文化をPRするチャンスとなる」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ） 

「自分の仕事が多くの人々により知られることに誇りに思っています。ホイアン旧市街の個々人は力を入れて、この都市を建設しています。ホイアン旧市街には陶器、お面、ランタンなどを生産する伝統工芸があります。ホイアン旧市街の伝統的文化を維持するためともに力を入れています」

ホイアン旧市街での民間芸術の公演

ユニークな建築、文化、歴史を持つホイアン旧市街は職人、アーチスト、および地元住民の限りのない創造の源となっています。ここに生まれた手工芸品と民間芸術は創造者と地元住民に生計を立てています。これはユネスコの「創造都市ネットワーク」に入る重要な指標の一つです。

近年、ホイアン旧市街は地元の職人と芸人が創造のインスピレーションを広めるため、様々な活動を展開してきました。ホイアン旧市街人民委員会のグエン・バン・ライン副委員長は次のように語りました。

（テープ）

「私たちは手工芸品と民間芸術部門で少なくとも3件の創造プロジェクトを実施しなければなりません。これはホイアン旧市街が国際社会へさらに統合するチャンスとなります」

1999年に、ホイアン旧市街がユネスコにより世界文化遺産として認定されました。この24年間、同市の行政府と住民はその遺産の価値の維持、保存に全力を尽くしてきました。ホイアン旧市街は伝統的手工芸品と民間芸術部門におけるユネスコの「創造都市ネットワーク」のメンバーになるための申請書を提出しました。

ユネスコが承認すれば、ホイアン旧市街がハノイに続いてユネスコの「創造都市ネットワーク」に加入した地方になります。