お手本となる献血者たちの声

(VOVWORLD) -ベトナムでは、4月7日は「全国民を上げての献血デー」と制定されています。今年の献血デーのテーマは「救命のため献血を無視しないで!」となりました。これまでに、献血運動は全国規模で幅広く実現されるようになり、人民各層から積極的な参加を受けています。
お手本となる献血者たちの声 - ảnh 1自発的献血で、VOVの若いスタッフら

現在、ベトナム全国には、遺伝性の血液疾患「サラセミア(地中海貧血)」という病気を抱える人の数は、2万人を超えています。サラセミアとは、ヘモグロビンを構成するグロビン遺伝子の異常による貧血病です。これらの患者は、主に、健常者の血液を輸血することで生存しています。サラセミアに悩んでいる患者さんの話を聴いてみましょう。

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「サラセミアという病気に罹っている私は、この6年間、毎月、病院で輸血療法を受けています。先日、輸血用のO型血液が深刻に不足したため、私のような患者たちは、健康が不安定になってしまいましたよ。」

実際、ベトナムでは病気やけがの治療のため、輸血用血液製剤を必要とする人たちが数多くいます。殆どの血製剤は、健康な方々からの自発的に無償で血液を提供されたものです。これまでに、数回にわたって自発的に血液を提供したケースは増えています。幾つかの例を挙げてみましょう。北部フンイエン省に住む59歳のレ・チュン・トウエンさん一家17人は、この10年間、常に献血を行っています。トウエンさんの話です。

(テープ)

「私は恵まれない人を助けるお金がないので、治療のため血液を必要とする人々に血液を提供することにしました。1回の献血量は、450ml、350ml、または250mlの時もありました。. 健康な人であれば、献血による身体への影響はほとんどありませよ。私は、献血ができる年齢までに、献血を続けたいと思います。」

これまでに、トウエンさんは約20回にわたり献血に参加してきましたが、あと1年で、血液提供の制限年齢を迎えますが、依然としてこの良い行いを実現しています。彼の次女はもっと多く30回、二人の娘婿も20回前後にわたって献血してきました。

一方、ハノイ市に住むレ・ディン・ズアットさん、中部カインホア省に住むフィン・ティ・ミ・ズンさんの一家は、すでに合計で百回を超えて、献血をしてきました。特に、ホーチミン市に住む44歳の男性グェン・ヒュウ・トアンさんは、26年間にわたって、100回もわたって献血をし、全国で献血回数が一番多いというお手本となっています。これらの自発的な献血者のお手本について、保健省のグェン・ビエット・ティエン次官は次のように明らかにしています。

(テープ)

「多くの人が複数回にわたって献血し、多く家族全員が献血に参加したことに感動しています。これらのお手本は、コミュニティへの責任を示しており、他人の命を救うために自分の血液を提供する用意がある善い行いとなっています。」

献血運動は日々人民各層に幅広く広がっています。多くの人々は、自らの血液で他人を救えるという人道的な意義を深く理解するようになり、複数回に献血してきました。6回も献血に参加した大学学生のダン・ブ・カット・オウオンさんは次のように語っています。

(テープ)

「献血することで、自分自身がより元気になり、また新しい血液が生み出されます。その一方で、貧血に悩んでいる人や血液を必要とする人々に少しでも役に立つからですね。」

自発的献血は、人の命を救える有意義な行いとなり、さらなる拡大され続ける必要があります。

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