大学のカリキュラムに少数民族の言語教育を導入

(VOVWORLD) -54民族を擁するベトナムでは、ティ族は人口の約200万人が主に西北部に住んでいます。
大学のカリキュラムに少数民族の言語教育を導入 - ảnh 1   ティ族の女性たち= yenthe.vn

ティ族の言語は、幾つかの少数民族の共通言語ともなって今す。ティ族の言葉は、政治や軍事、経済、文化などの分野にも使用されています。

ティ族語の保存、発展を目指すために、幾つかの大学はカリキュラムにティ族の言語の教育を導入してきました。タイグェン大学はそうした大学の一つです。同大学の少数民族の言語と文化研究者は次のように明らかにしています。

(テープ)

「タイグェン大学のカリキュラムにティ語の教育を実現することは必要なことだと思います。まず、学生たちが、ティ語を身に付けることで、ティ族の居住地での実習が楽になるからです。次は、大学卒業後に、少数民族の居住地でも仕事を探すことも出来るからです。」

授業の中では、学生たちは、ティ族語の聞き取り、書き取りおよび口頭表現を練習するほか、ティ族の風俗習慣を知ることが出来ます。テイ族語教科書の作成者の一人であり、また長年にわたって、ティ族語教育に従事してきたダム・ティ・タムさんは次のように明らかにしています。

(テープ)

「テイ族語教科書は合理的な仕組みで作成されています。それぞれの課目には、ティ族の風俗習慣の紹介が付いてあります。例えば、食事に関連する言葉を教える時に、ティ族の食べ物や、飲食文化、日常生活と祝日の食べ物などを紹介します。」

大多数の学生にとって、ティ族語を始めて勉強することは、ちょっと大変だったようです。ある学生の話です。

(テープ)

「最初では、ティ族語の発音は難しく、言葉を覚えるのも大変でした。しかし、教師たちの支援を受けて、テイ族語を書くこと、話すことが出来るようになりました。」

大学の講義にテイ族語教育を導入させることは、ティ族の伝統的文化の保存に寄与する方法の一つとなっています。

ご感想

他の情報