Vietchemグループのマーケティング・マネージャーであるグエン・ドン・ハーさんは、「電子商取引は、コストを節約し、当事者間の取引をサポートするだけでなく、企業のブランドや商品、サービスのＰＲに有利な条件を生み出す」と明らかにし、次のように述べました。

（テープ）

「国境を越えた電子商取引は、企業が戦略的決定、商品開発の方向性の決定とともに、製品を迅速かつ容易に完成させるのに役立ちます。小規模なスタートアップ企業、特に、情報技術関連のスタートアップ企業は、情報技術やデジタル技術などの強みを活用して、消費者に非現金決済サービスを提供したり、大手企業と連携して越境電子商取引サービスなどを開発することが出来ます」

現在、ベトナムは東南アジア地域における電子商取引の成長スピードが最も速いと評価されています。新型コロナウイルス感染症の流行以来、電子商取引を利用するケースが急増してきました。これまでにベトナム人口の70％余りがインターネットを利用し、その約50％がオンラインショッピングを、53%は電子決済を活用しています。

飼料添加物生産を手掛けるBONPET株式会社のファム・ティ・オアン社長は次のように語っています。

（テープ）

「当社が飼料添加物分野を選んで、スタートアップする理由は、畜産家、農場、畜産関連企業など、感染症の影響による被害からの回復を支援したいからです。当社のWebサイト上の商品紹介ページは顧客から高評を得ています。全ての取引はオンライン形式で行われており、商品は迅速に顧客に届けますよ」

トウン次官（写真提供：congluan.vn）

新常態の下で電子商取引は力強く発展し、経済回復のプロセスを加速する重要な役割を担っています。科学技術省のチャン・バン・トウン次官は、次のように語っています。

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「電子商取引分野のスタートアップは、アジア太平洋地域を始めとする世界で急速に発展しているビジネストレンドとなっています。これらのスタートアップ企業が発展することは、オンラインショッピングの促進に繋がります」

新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、試練をもたらしましたが、多くのチャンスも開かれています。これにより、ベトナムの電子商取引が拡大し続け、新しい消費トレンドを作り出すことが出来ることでしょう。