ソンラ省、ハイテク・アグリカルチャーを発展

(VOVWORLD) - ソンラ省は西北部の山岳地帯に位置し、大規模な農業生産地域の開発に関するメリットを持っています。
ソンラ省、ハイテク・アグリカルチャーを発展 - ảnh 1

 同省は90万ヘクタール以上の肥沃な農地と順調な天候、モックチャウとナサンという大きな2つの高原に恵まれていることから、ハイテク・アグリカルチャーの開発に力を入れ、目覚ましい成果を収めてきました。

 2018年初め現在、ソンラ省のマイソン共同生産組合がVietGAP=ベトナム安全農産物生産基準に従って、およそ100ヘクタールの竜眼、マンゴ、オレンジ、ザボンをはじめ、40万種類の苗木の栽培モデルを開始して、2年が経ちました。施肥や枝の剪定、害虫の予防などは厳しい基準を順守しなければなりません。共同生産組合のグエン・バン・フオン取締役会会長兼社長は「果物の質が確保され、商標が付けられることから、平野部のスーパーや企業から多くの注文を受けている」と明らかにしました。一方、共同生産組合員であるグエン・ヒュ・チンさんは次のように話しました。

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「農業に従事している私たちはクリーン製品を生産できるので、嬉しく思います。人々に安全な製品を提供するからです。皆さんは高品質の製品を使った方がいいでしょう。」

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他方、モクチャウ乳牛飼育株式会社はベトナムの乳業で上位に立っており、その乳製品は消費者に愛用されています。同社はVietGAP基準を畜産に導入した傍ら、乳牛の飼育を行っている世帯はいずれも搾乳から草切、乳製品輸送まで、全ての工程を機械化しました。また、2万3千頭あまりの乳牛を擁する600か所の飼育場は国際基準を満たしています。モクチャウ乳牛飼育株式会社のチャン・コン・チエン取締役会会長兼社長は次のように明らかにしました。

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「製品の質は我が社の存在を左右する要素です。乳牛飼育でベトナム安全農産物生産基準を満たした証明書を授与されました。又、ISO9001:2008品質マネジメントシステムを製品の加工に適用しています。今後も、食品安全衛生を確保するとともに、有機牛乳を生産する計画があります。牛乳の飼育を高原での観光開発と連携させ、進めています。これまでソンラ省は47の安全な農・水産物生産、供給チェーンを開発したことで地元の農産物の輸出額は激増しています。その内訳はお茶やタピオカ粉の輸出は12%増となり、レタスやレモン、マンゴー、竜眼などは韓国、アメリカ、オーストラリア、欧州諸国などの厳しい市場に輸出されています。

こうした成果は地方行政府がハイテク・アグリカルチャーの発展に力を尽くす一方、生産、供給チェーンの開発に投資を強化し、新しい耕作技術や高品質の新品種を農民に提供してきたことによるものです。イスラエルから導入した灌漑技術はコーヒー、お茶、果物畑に適用されたほか、農産物への商標づくりや加工産業への投資、製品のピーアールが推進されています。

ソンラ省は2020年までに3ヵ所のハイテク・アグリカルチャー開発地区、少なくとも農業生産に携わる企業2社はハイテク適用モデルとして認定され、ハイテク・アグリカルチャーの生産高は農業生産全体の20ないし25%を占めるという目標を掲げています。同省・農業農村開発局のカム・ティ・フオン副所長は次のように語りました。

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「まず、地元の条件に見合った農業、中でもハイテク・アグリカルチャー応用地区の発展計画を点検する必要があります。第2、高品質の果樹の移植や先進的な耕作技術の移転を行なうこと。第3、大規模なハイテク・アグリカルチャーの適用・研究プロジェクトへの投資、支援政策、体制を作成し、持続的な農産物の生産と消費を進めること。最後に、地元の農産物の生産・加工に対するハイテク企業の投資を激励することです。」

ソンラ省のハイテク・アグリカルチャーは順調に発展しています。それぞれの企業、農民、住民は地方行政府と力をあわせ、持続的で、クリーン農業発展にあたっています。

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