企業の生産活動の回復を目指し困難解決に努力

(VOVWORLD) -  今年上半期、ベトナム経済は様々な困難に直面しましたが、GDP=国内総生産の伸び率は3.72%に達しました。これはここ数年の同期と比べて低いレベルにあるものの、毎月増加傾向にあり、第 2 四半期は第 1 四半期よりも高くなっています。

下半期と今年全体の成長目標を達成するため、政府、各レベルの行政当局、省庁、地方は企業の生産活動回復を支援するため、困難の解決に力を合わせる必要があると指摘されています。

フォンリン機電機械生産貿易有限会社のチャン・バン・レー社長によりますと、政府がとってきた解決策は企業に信頼感を与え、困難解決に役立ったとしています。また、「2025年までの企業の開発と持続可能な開発支援策」に関する政府の決議には企業のコストダウンや短期的な低利融資へのアクセス能力の向上を目指す様々な措置が盛り込まれています。レー氏は次のように語りました。

(テープ)

「2025年までに企業の数を百万社に引き上げるという目標を達成するためには結び目を解かなければなりません。困難な段階において政府の支援策は企業にとって救命胴着のようなものです。今後、これらの支援策を断固として実施する必要があります」

企業の生産活動の回復を目指し困難解決に努力 - ảnh 1フオン博士   写真撮影:Trung Hung

経済専門家であるグエン・ミン・フオン博士によりますと、産業界はキャッシュ・フロー、市場、銀利に関する3つの困難に直面している一方、コンプライアンス・コストは企業の発展にとって障壁となっています。企業の4割以上は行政手続きをする際に、非公式的な費用を出せざるを得ません。フオン博士は次のような意見を述べています。

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「各省庁、機関は投資経営環境を改善する傍ら、企業の支援策を具体化させる必要があります。また、法律システムや幹部の業務遂行、検査メカニズム、汚職防止対策などを通じて、国家管理能力を向上させなければなりません。さらに、社会保障政策の実施や宣伝啓もう、社会コンセンサスの強化も必要だと思います」

現在、企業の経済的サポートパッケージへのアクセス能力は法的手続きや借り手に対する用件などにより影響を受けていることから、多くの企業は政府の支援パッケージにアクセスできていません。これを解決するため、各省庁、地方は企業によりオープンなメカニズムを整備する必要があるとしています。

去る4日、政府と各地方とのオンライン会議で政府は各省庁に対し、困難の解決や生産と事業停滞の克服、新たな市場と注文の探求に力を入れるとともに、企業や投資家をタイムリーで切実に支援するため、具体的な行動や措置をとるよう求めました。ベトナムEYコンサルタント株式会社のグエン・ビエット・ロン副社長は次のように語りました。

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「デジタル技術の適用について企業に役立つような課題でサポートする必要があります。第2に、中小企業の金融へのアクセスに関する課題です。この2つの課題が際立っていますが、解決策が様々あります。自分の方向性を決めなければなりません」

これまで政府が公布してきた支援策は欠点があったものの、産業界から高い評価を得ています。これらの支援策は何回にわたり、改正・補足され、企業の困難解決に役立つと評価されました。世界経済の複雑な推移の中でも多くの国際組織はベトナムの回復・開発能力を高く評価しています。今後、政府の支援策、および産業界の努力により、国内経済が回復し、力強く発展していくものと期待されています。



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