銀行システムの再構築と不良債務の処理


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グェン・タン・ズン首相によって批准された国の経済再構築に関する計画案の中で、銀行システムの再構築と不良債務の処理は重要な任務と評価されています。この3年間、国内各地の銀行は249兆ドン相当の不良債務を処理してきました。

2012年の銀行システムの不良債務比率は17%でしたが2014年9月段階で、その割合は3,8%、年末までに3%に留まる見通しです。VB銀行のグェンドクビン総裁は「不良債務処理は難しい問題ではないとの見解を示し、次のように述べています。

(テープ)

「不良債務を徹底的に処理するため、銀行の優秀な専門家は3年、4年にわたる不良債務処理計画案を立案しました。専門家らの評価によりますと、不良債務を心配せず、顧客の需要や銀行の発展計画をよく考えてください。そうすれば、不良債務は徐々に減っていきます。」

一方、ベトナム国家銀行のグェンティホン副総裁によりますと、現在、国内の各銀行は国際基準に沿って、不良債務の解除を図りながら、不良債務の予防対策を 行ってきます。たとえば、各銀行がリスク予防基金の設立、融資前の審査を強化することなどです。

ホン副総裁は次のように語りました。

(テープ)

「不良債務を徹底的に処理するため、銀行は財政面での蓄えが必要です。外国銀行の経験を研究した上で、不良債務処理のコストは高いです。処理方法は会社法(計算規則)や企業会計原則において規定されています。これは金融専門会社VMC社の債権債務の処理の促進に関する特別措置法です。ベトナム国家銀行は不良債務を処理するだけでなく、国のマクロ経済の安定化という目標を掲げています」

現在ハノイで開催中の第13期国会第8回会議で出された国の経済社会発展状況に関する報告書の中で、GDP国内総生産の伸び率を6,2%にするという目標が掲げられましたがこの目標を達成するため、銀行システムの再構築は極めて重要な問題となっています。

また、ベトナム政府は経済生産の促進、密輸密売の防止、債務削減、納税環境整備などの様々な措置をとっています。そうすることで、国家予算は効果的に配分され、経済成長率が安定して維持されることになります。

 

 

 

 

 

 

 

 


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