APEC2017と腐敗防止問題



腐敗防止と明白化問題はそれぞれの国にとって一番関心事であり、中部カインホア省ニャチャン市で開催中のAPEC=アジア太平洋経済協力会議のSOM1=第1回高級実務者会合の関連会合の議事内容の一つとなっています。これらの会合で、社会全体の腐敗防止への参加の推進という主催国ベトナムの構想は、APEC加盟諸国の賛成を得ています。


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会合の参加者

腐敗は国境なき犯罪であると見なされています。今日の世界経済への参入過程の中で、腐敗犯罪は社会安全保障の安定を脅かし、民主主義的価値や道徳的価値を侵犯し、持続可能な開発と法治国家原則を妨げる恐れがあります。

腐敗は、マクロ経済の活動を阻止するだけでなく、外国投資の激減に繋がると訴えられています。そこで、それぞれの国では、腐敗防止は重要で差し迫った日常任務となっています。

社会全体の腐敗防止への参加の推進

こうした理由で、ベトナムがAPEC枠内で腐敗防止における社会の役割の強化に関するセミナーを初めて開催したことは、APEC加盟諸国の代表から関心を受けました。セミナーで、ベトナムの政府査察機関のグェン・バン・タン副長官は「社会の腐敗防止への参加の推進は清廉で健全な投資経営環境づくりに寄与するとの見解を明らかにしました。タン副長官は次のように語っています。

(テープ)

「国民と企業共同体の役割を高めることと、加盟諸国間の貿易投資をどのように強化するかというAPECの重要な目標を結び付けて推進する必要があります。そこで、経営環境をどのように健全かつ明確にするのか?これは、全ての国々が期待しているものです。」

一方、政府査察機関・腐敗防止局のファム・チョン・ダット局長は「ベトナム政府は、腐敗犯罪との闘いに努力している。ベトナムは、腐敗行為に関与する情報を受け取る専門家グループを発足させる計画である」と明らかにし、次のように明らかにしました。

(テープ)

「この専門家グループは、一般的な腐敗行為に関する情報を受け取る任務を果たします。全ての情報源をまとめたうえで、解決策を適宜に見出すことになります」

APEC内の腐敗防止に向けた公約の履行

今日の状況の中で、腐敗防止は社会全体の共同の任務となっています。ベトナムが腐敗防止における社会の役割の強化に関するセミナーを初めて開催したことは、腐敗防止に向けた公約の履行に積極的な貢献をしたい意向です。

これらの公約は、APEC諸国の指導者らにより採択されたものです。それらは腐敗との闘い及び透明性確保に関する APEC 行動方針2004、腐敗防止と透明性確保に関するサンチアゴ公約2004、北京宣言2014、及びマニラ宣言2015ということです。ベトナム政府査察機関のファン・バン・サウ長官は次のように語りました。
(テープ)
「APECの腐敗防止と透明性に関する専門家ワークショップはこのシンポジムの結果を基礎に、文書の作成、及び、企業を始め、社会全体が今後、腐敗防止対策に効果的に参加できるように公約します。」

社会全体の腐敗防止への参加の推進という主催国ベトナムの構想は腐敗防止の公約の効果的履行、腐敗行為の撲滅、密輸密売・越境犯罪防止対策への国際的な協力の推進に向けた具体的な行動を作り出すことです。


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