ベトナムとフィリピンとの関係


既にお伝えしましたように、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席の招きに応え、28日から29日にかけて、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領はベトナム公式訪問を行っています。両国は2015年11月、戦略的パートナーシップに関する共同宣言を発表したばかりですが、この訪問は両国関係の強化と地域の平和、繁栄、安定に寄与するものと評されています。

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フィリピン大統領がベトナム訪問を開始(写真:VNA)

ドゥテルテ大統領にとって去る6月30日に就任以来、初のベトナム訪問であり、第4回目の外遊となっています。特に、この訪問は両国が国交樹立40周年を記念する背景の中で行われるものです。


効果的かつ実質的で緊密な関係

40年前の1976年7月12日、ベトナムとフィリピンは外交関係を樹立しました。この40年間、両国関係は、友好・平等・互恵・相互尊重という原則で絶え間なく培われてきました。両国は経済や、政治、国防、安全保障、文化社会などの分野で大きな発展を遂げてきました。

近年、両国間の貿易額が日増しに増加し、2015年におよそ30億ドルに達しました。そして、今年の1月から7月に前年同期と比べ17%増に当たる17億ドルを超えています。2008年から、ベトナムのフィリピンへの輸出超過額は年平均10億ドルに達し、ASEAN緒国のトップとなっています。その主な品目はコメや、電子部品、農産物などです。

一方、ベトナムはフィリピンから、肥料や、機械、設備、鉱産物、ガソリン、薬品、建設資材などを輸入しています。国防関係も拡大されており、実質的に発展しています。今年4月、両国は第2回次官級国防対話を行いました。

また、ベトナム海上警察司令部とフィリピン海岸防衛隊司令部とのホットラインの設定や、両国海軍間の協力と情報交換の強化、ベトナムのソントゥテイ島とソントゥドン島での両国海軍の交流活動などに関する合意も積極的に展開されています。海洋協力は両国関係の1つの柱となっています。その中で、航海の自由と安全保障の確保や、海洋経済開発、捜索・救難などが優先課題と見られています。

双方は、海洋に関する共同作業部会を設立し、年次会合を行ってきましたが、最近、同作業部会を次官級海洋合同委員会に格上げしました。また、農業や、教育、観光などの分野での協力も日増しに発展しています。

両国のハイレベルな指導者らは頻繁に相互訪問を行っています。両国は他のASEAN加盟諸国と緊密に協力し、それぞれの国の国益や、ASEAN共同体建設、ASEANの中核的役割の維持などに貢献しています。さらに、両国は国際場裏での相互支持・支援、協調、協力を強化しています。


戦略的パートナーシップの強化

今月上旬、ラオスの首都ビエンチャンで開催されたASEANサミットの際に、グエン・スアン・フック首相とドゥテルテ大統領は会見しましたが、席上、ドゥテルテ大統領は「フィリピンはベトナムとの戦略的パートナーシップを重視しており、ベトナムをよき隣国であるだけでなく、親友とも見なしている」と強調しました。

こうした中、今回のドゥテルテ大統領のベトナム訪問は両国が政治や、経済、国防・安全保障をはじめあらゆる分野での戦略的パートナーシップを具体化させるチャンスとなります。

ドゥテルテ大統領のベトナム訪問は成功し、両国関係に新しい原動力を作り出すだけでなく、両国国民の正当な利益と地域の平和、安定、繁栄にも寄与すると期待されています。

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