ベトナム共産党は大衆運動に関する初めての決議を採択してからこの83年間、この作業は大きな成果を収め、党と国民との繋がりを緊密化するとともに、共産党に対し、国民の力を活用し、あらゆる困難と試練を乗り越え、外敵を打ち破り、ドイモイ（刷新）事業を成功させることを支えてきました。国の工業化現代化が進められている現在、大衆運動作業はさらに重視されています。

ベトナム共産党は大衆運動の重要性と必要性をよく認識して、それぞれの時期に見合ったような大衆運動強化措置を打ち出してきました。去る5月、行われた第11期共産党中央委員会第7回総会では大衆運動に対する党の指導の強化、刷新について討議が行われました。グエン・フーチョン共産党書記長によりますと、共産党は唯一の支配政党であり、法治国家の建設、市場経済の発展、国際社会への参入を進めている背景の中で、幹部、党員、国民の思想や生活に影響を与えている多くの問題が浮上している。それで、大衆運動を刷新し、党に対する国民の信頼を固め、党と国民との繋がりや民族大団結を強化して、初めて全国民の力を祖国建設防衛事業に活用できるのであるとしています。チョン書記長は次のように語りました。

（テープ）

「民族大団結と大衆運動に関するホーチミン主席と党の思想、観点を貫徹させなければなりません。また、国民の主人公としての権利を尊重、発揮し、国民の物心両面での生活の向上に力を入れ、国民を重視、理解、信頼する必要があります。さらに国民に利益をもたらすことなら、実施に尽力し、害を加えることなら、絶対にしません。そして、党建設と綱紀粛正を頻繁に行い、党と国家のいかなる政策、主張も国民のために、国民の利益に配慮し、国民の正当な願望に応えるものでなければなりません。幹部、党員、公務員は仕事に専念し、言動が一致しなければなりません。」


ラオカイ省、バトサット県の公安、住民に法律を宣伝
(写真：baolaocai.vn）

第7回総会後、共産党中央委員会は新段階での大衆運動に対する党の指導の強化に関する決議25号を公布しました。現在、中央大衆運動委員会は各省庁、地方と協力し、この決議の実施にあたっています。北部バクザン省大衆運動委員会のド・イエン・カイン委員長は次のように語りました。

（テープ） Khanh

「宣伝啓蒙活動の刷新を進めています。具体的な活動について、詳細に協議し、任務を明確に分担します。また、相応しい宣伝を模索します。さらに、大衆運動を効果的に行うよう、住民の賛同を得られなければなりません。」

チョン共産党書記長は幹部、党員、人民各層に大衆運動への認識を向上させる必要性を強調するとともに、各地方に対し、雇用創出、立ち退き、土地の賠償、陳情の処理、行政手続の改革などに関する差し迫った問題を適切に解決し、社会安全保障、社会悪の防止に取り組むよう求めました。また、愛国競争運動を進め、祖国戦線と政治・社会団体の活動、組織の刷新、大衆運動に携わる各機関、組織、幹部の業務能力の向上、末端組織での民主体制を強化する必要があるとしています。