経済の持続可能な成長に向けて



年初から2ヶ月、ベトナムでは、マクロ経済の管理における前向きな成果が認められました。今年度の開発目標の達成に向けて、政府は各省庁や地方に一連の任務を託しました。


経済の持続可能な成長に向けて - ảnh 1


行政手続改革、経営環境改善、及び国の競争力向上などは、効果的かつ持続的な成長を決める要素となっています。そこで、今後、関連各省庁はこれらの分野に残されている問題を集中的に解決する必要があるとしています。


投資環境の改善

経営環境改善、国の競争力向上は経済社会発展の任務と密接に結びつく任務の一つです。そこで、各省庁や地方は、これを主要任務として見なし、日常的に遂行し、行政手続の簡素化に向けた具体的な解決策を見出さなければなりません。

このことについて、グェン・タン・ズン首相は次のように強調しています。

(テープ)

「関連各機関や個人は規定を遵守しなければなりません。現在、我々はより有利な経営環境をもたらす為に、曖昧な呼びかけでなく、集中的に行政改革を行なってゆかなければなりません。」


国の競争力向上

2015年は5カ年計画を遂行する中で重要な意義を持つ年であると同時に、次の段階の経済社会目標設定の前提でもあります。その精神で、各省庁や部門、地方は、2015年の目標の達成に尽力しなければなりません。当面、企業の困難を引き続き解決し、企業の生産、経営活動に有利な条件を作り出す必要があるということです。

この任務について、ズン首相は次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、投資経営環境の改善、納税や保険、土地、建設、企業設立、企業破産などに関する手続の改善を集中的に行なわなければなりません。例えば、現在ベトナムの税関システムは現代化されていますので、関連各省が連携しあえば、税関手続が改善されるようになるはずです。」

このように語ったズン首相は「経済再構築、特に国営企業の株式化、銀行の再構築、不良債権の低下に向けた方策を足並みを揃えてとると同時に、マクロ経済や為替相場、利子の安定化を維持する必要がある」と強調しました。また、ベトナムは国の競争力向上に集中する必要があります。


世界経済への参入強化

今年中、ベトナムは引き続き世界経済に主体的かつ幅広く参入します。この目標を達成する為に、ズン首相は全ての省庁や部門、地方に対し具体的な計画を主体的に立案し、締結済及びまもなく締結される自由貿易協定の利点を集中的に活用するよう求めました。

ズン首相は次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、能力、効率、競争力を向上させ、市場経済に従って発展するために、それぞれの分野を詳しく分析する必要があります。現在、ベトナムは競争しなければなりません。」

投資環境改善、行政改革及び国の競争力向上は経済の持続可能な成長につながっています。ベトナム政府が、これらの分野の遂行を促進する事は正しい方策であり、効果的な目標達成に寄与する事でしょう。

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