5月25日からの一週間の国内ニュース

(VOVWORLD) -今週一週間の主な国内ニュースをまとめてお伝えします。

*今週、グエン・スアン・フック首相率いるベトナム高級代表団はアメリカのドナルド・トランプ大統領の招きに応じて、5月29日から31日にかけてアメリカ公式訪問を行ないました。アメリカを訪問期間中、フック首相はトランプ大統領との会談、 グテーレス国連事務総長との会見、ベトナムの国連加盟40周年記念式典への出席、アメリカのティラーソン国務長官との会見など、合わせて45件の活動を行ないました。この訪問は政治、外交、経済、貿易などあらゆる分野において成果を収めました。その中で、この訪問を機に、両国の企業は総額120億ドル相当の契約を締結しました。アメリカの大手企業や財団の代表との座談会で、フック首相は次のように語りました。

(テープ)

「投資について、ベトナムは、ハイテク、エネルギー、インフラ整備、教育養成、金融などアメリカの強みがある分野においてベトナムに進出しようとするアメリカの投資家を奨励しています。逆に、ベトナム政府は、ベトナムの各企業にアメリカへの投資を激励しています。実際、この間、多くのベトナム人投資家はアメリカに投資を行ってきました。」

*先週、ハノイで開催中の第14期国会第3回会議では技術移転法改正案、告発法改正案、法律扶助法案、国家賠償責任法、観光法案などが討議されました。北部ランソン省選出のチェウ・トアン・ハイ国会議員は次のように語りました。

(テープ) 

「2017年と2018年の法律・法令作成プログラムにサイバーセキュリティー法案を盛り込むことを提案します。現在、ベトナムはサイバーセキュリティーに関する法的文書を制定していません。また、この法案を今国会に意見を集約することに賛同します」

*5月31日、国家主席府で、チャン・ダイ・クアン国家主席はベトナムを訪問中のオランダのマキシマ王妃と会見を行いました。会見で、クアン国家主席は「全面的財政金融援助に関する多くの政策を実施した結果、ベトナムは経済社会発展、貧困解消などに多くの成果を収めた」と明らかにしました。また、「全面的財政金融援助は国内の力の効果的活用、ベトナムの経済社会発展と持続可能な成長に貢献する」と述べると共に、オランダの代表、そして、全面的財政金融援助に関する国連事務総長の特派員として、マキシマ王妃は国連と国際諸組織からの財政と技術面での力の調達を支援し、ベトナムが全面的財政金融戦略の作成に役立つよう」希望を表明しました。一方、マキシマ王妃は「今回のベトナム訪問の目的は全面的財政金融の促進に関する情報を把握するためのものである」と明らかにすると共に、ベトナムが全面的財政金融に関してこれまでに達成した成果を高く評価し、この件に関して、ベトナムと経験を分かち合う用意がある」と強調しました。同日、グェン・テイ・キム・ガン国会議長はマキシマ王妃と会見を行いました

*5月31日、ハノイ市内のVOVベトナムの声放送局本部で、ベトナム共産党中央宣伝教育委員会は、「対外報道賞2016」の授与式を行いました。この賞の授与式が行われるのは今年が3回目で、世界の人々にベトナムのことを深く理解してもらう報道と出版の作品を顕彰するためのものです。今年の賞は紙の新聞、ラジオ、テレビ、電子新聞、写真、書籍の7つの部がある今年の賞には、17の言語による約900点の応募作品があり、その中の69の作品が賞を受けました。これらの作品は、ベトナム国内の政治・経済・社会・文化だけでなく、国外在留ベトナム人の生活を内容として、ベトナムの政策、路線、成果、立場などを明らかにしています。なお、「対外報道賞2016」では、VOVは7の賞を受賞しました。その中で、日本語放送のアナウンサー ホアン・リエン・ソンさんは電子新聞の部で二等賞を受けました。

*5月30日、朝鮮民主主義人民共和国は29日、3週連続となる弾道ミサイルを発射したことに関するベトナムの反応について、記者団のインタビューに答えた際、ベトナム外務省のレー・テイ・トゥ・ハン報道官は次のように語りました。

「ベトナムは朝鮮半島における最近の動きに関心を寄せていると同時に、朝鮮民主主義人民共和国が最近連続して弾道ミサイルを発射することを深く懸念している。朝鮮民主主義人民共和国のこの行為は国連安全保障理事会の関連決議に違反している。ベトナムは朝鮮半島の平和、安定の維持、対話の促進に向けたあらゆる努力を終始一貫して支持する」と述べました。

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