1月15日からの主な国内ニュース


*ベトナムの伝統的な旧正月テトに当たり、この数日、党・国家・国会の指導者らは、各地方や機関を訪れ、テトのお祝いをしています。20日、グェン・フー・チョン共産党書記長は国境警備部隊を訪れテトのお祝いを行いました。この席で、チョン書記長は国境地帯の主権や安全保障の確保に対する国境警備部隊の努力を高く評価すると共に、今後、国境警備部隊が国の発展に有利な条件を作り出すため、政治的安定と平和環境の維持に努力するよう希望を表明しました。

一方、ホーチミン主席が旧正月テトに、VOV= ベトナムの声放送局を通じて、国民にテトを祝う詩を朗読してから70周年を記念するにあたり、17日夜、VOVは「山河の言葉」をテーマにした芸術交流会を行い、チャン・ダイ・クアン国家主席が出席しました。

交流会で、チャン・ダイ・クアン国家主席は、テトを祝うホーチミン主席の詩を聴くと、ベトナムが歩んできた輝かしい歴史の道のりを思い出す」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「テトを祝うホーチミン主席の詩はまるで山河の言葉のようです。今日、我々はかつての輝かしい伝統を生かして、ベトナム共産党とホーチミン主席が選んだ道を歩み、第12回党大会の決議、党建設と綱紀粛正に関する第12期党中央委員会第4回総会決議の履行、ドイモイ事業を全面的に促進し、ベトナム社会主義共和国の建設と防衛に全力を尽くします。ホーチミン主席の詩を詠み、ベトナム民族の輝かしい伝統を誇りに思っています。我々の革命事業は決して成功するでしょう。」

*17日から21日にかけて、ベトナムのグエン・スアン・フック首相は、WEF=世界経済フォーラムの第47回総会に出席しました。総会とあわせて、フック首相はWEFのフィリップ・レスラー最高経営責任者らと会見し、「ベトナム政府は国際通例と市場経済体制を基礎にあらゆる分野に関する政策の調整を進めている」と明らかにしました。また、フック首相はWEFがベトナムを含め、世界各国の競争力の評価に関して、使用している12の項目に関心を示し、次のように語りました。

(テープ)

「12の項目の中で体制に関する項目は非常に重要だと思います。ベトナム政府は金融・銀行、知的所有権、環境保全、紛争の処理を中心に体制の改革にあらゆる力を活用する方針です。また、体制の改革に際し、国民に経済成長への貢献に条件をつくり、利益の享受を確保する必要があります。」

*16日と17日の両日、安倍首相はベトナム公式訪問を行いました。訪問期間中、安倍首相はグエン・スアン・フック首相と会談したほか、グエン・フ・チョン共産党書記長を表敬訪問し、チャン・ダイ・クアン国家主席、グエン・ティ・キム・ガン国会議長らと会見しました。また、グエン・スアン・フック首相とベトナム・日本企業フォーラムを共催しました。

会談や会見で、双方は高級レベルの相互訪問や対話の維持を通じて、政治的信頼を強化すること、国防・安全保障分野、中でも地雷・不発弾の除去や海上の法施行能力の向上で実質的な協力を進めることで一致しました。また、経済関係について、投資、貿易、ODA供与、農業、労働分野での協力を促進し、2020年までのベトナム・日本協力枠組のベトナムの工業化戦略、2030年までのビジョン、ベトナムの投資環境の改善を目指す日越共同イニシアチブ第6フェーズを展開することでも合意しました。

*先ごろ、ハノイで、ハノイジャーナリスト協会は春の新聞祭りを行いました。今年の新聞祭りで、ハノイに本部を置く各報道機関は23のブースを設け、国の発展事業や、新春を迎える雰囲気などに関する新聞や雑誌を紹介しました。


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