中国の気球事件で 米中の関係緊張をエスカレート

(VOVWORLD) -2月2日、アメリカのモンタナ州で気球とみられる映像が撮影されたことに関し、アメリカ国防総省は、偵察用の気球がアメリカ上空を飛行し、追跡と監視を続けていることを明らかにし、気球は“中国のものだ”と確信しているとしました。
中国の気球事件で 米中の関係緊張をエスカレート - ảnh 1(写真:Getty Images)

アメリカ・モンタナ州で撮影された映像には空に浮かぶ白く丸い物体でした。物体は球体で、黒く四角いものがいくつか取り付けられているように見えます。この物体についてアメリカ国防総省は「アメリカ上空を飛行している高高度の“偵察気球”を見つけ追跡している。これは中国のものだと確信している」と明かしました。アメリカメディアによりますと、気球は「バス3台分の大きさ」でした。気球は、中国からアラスカ州の列島へ。そして、カナダ北西部を通り、アメリカのモンタナ州にたどり着いたと報じました。

複数のマスメディアによりますと、中国への訪問を延期したアメリカのブリンケン国務長官が記者会見し、中国側を強く非難する一方、外交的な関与を続けていく考えを強調しました。ブリンケン国務長官が中国への訪問を延期する中、中国側は、バイデン政権との対話を継続する姿勢を示しました。中国外務省によりますと、中国共産党で外交を統括する王毅政治局委員は3日夜、ブリンケン国務長官と電話で会談し「双方は冷静さを保ち適切にコミュニケーションをとることで意見の相違をコントロールすべきだ」と述べ、バイデン政権との対話を継続する姿勢を示しました。

一方、中国外務省は4日、報道官の談話を発表し、アメリカ本土の上空を飛行していた中国の気球について「民間用で、気象などの科学的な研究に使用される飛行船だ」として、アメリカ側が指摘する偵察用のものではないと重ねて主張しました。

また、アメリカ側がブリンケン長官の訪中延期を発表したことについては、両国の正式な発表前だったと指摘した上で「アメリカが関連した情報を発表するのはみずからの事情によるもので、われわれはそれを尊重する」という立場を示しました。

アナリストらによりますと、この事件は、アメリカ・中国の関係を改善するための努力に深刻な影響を与える可能性があるとしています。

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