第2回米朝首脳会談、今後の交渉に土台をつくる

(VOVWORLD) - 先週、ベトナムの首都ハノイで開催された第2回米朝首脳会談は、共同宣言を出せずに終了しました。ただ、各国の専門家やアナリストらによりますと、この首脳会談は有意義なものであるとしています。

28日、ハノイで第2回米朝首脳会談は共同宣言を出せずに終了しました。その直後、アメリカのトランプ大統領は、記者会見に臨みました。会談の結果について、トランプ大統領は、「非核化をめぐる溝を埋められず、合意に至らなかった」と明らかにしましたが、「自分と朝鮮民主主義人民共和国のキム・ジョンウン氏との距離、及び、両国の関係は1年前と比べ、かなり改善された」と強調しました。一方、オブザーバーらはこの会談は一定の意義があるとの見解を示しました。

第一、朝鮮民主主義人民共和国のキム委員長は、トランプ大統領に今後、核実験とミサイル発射実験をしないことを確保したこと。一方、トランプ大統領は、朝鮮半島に制裁を強化しないことを確約したことです。

第2、首脳会談は親しくて、相互尊重の雰囲気で行なわれたこと。トランプ大統領は、アメリカと朝鮮との関係は良好であるが、数十年来残されている問題の解決はさらなる時間が必要であると強調したことです。

第3、双方は、会談を再開する可能性を示しました。キム委員長はトランプ大統領の努力を高く評価するとともに、この首脳会談は積極的なものであったとしました。一方、トランプ大統領は今後、朝鮮側と対話を行なう意向があると明らかにしたことです。

両首脳が会談を再開し、交渉を続ける意向を表明し、良好な関係を結んだと確認したことは、今後の会談に土台をつくるとしています。

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