この展覧会では、9人のアーティストによって様々なスタイルと素材で構成された10点の作品が展示されている
グエン・トゥアン・ズンの作品「ティエン・クアン」は、「先祖の価値観が常に近くにあるように」という意味を込めて、電話ケースの型に流し込まれた複合プラスチック作品が多数含まれている
ファン・ミン・バイックとハー・ファムの作品「幸福の滴・黄金の絹」は、絹の船と黄金の絹の繭を通じてベトナム女性の美徳を讃える
展覧会の作品は、漆、絹、陶磁器、ゾー紙などの伝統的な素材と、鉄、ステンレス、アクリル、ガラス、現代的な照明を使用した現代素材が巧みに組み合わされている
ブ・スアン・ドンの作品「タッチ」は、青銅や銀の彫刻技術を思い起こさせる、ドンソン文化やリー王朝、チャン王朝などの模様が表現された米粒型のランプである
「街の職業」という作品はロンビエン橋をモチーフにしている
ブ・レ・トゥンの作品「時の色」は、陶器作りの技術を再現し、鉄で作られた作品は、炎の形をレーザーカットして表現している
「時の音色」という作品は、五行思想にインスパイアされた、アルミ製のトレイに描かれた一連の絵画から成る
各作品は、タンロン・ハノイの遺跡や文廟・国子監の価値について、独自の視点を示し、訪れる人々に特別な感情をもたらす
特にこの展覧会では、文廟にある「ティエン・クアンの井戸」にインスパイアされた、9人のアーティストによる共同作品「ティエン・クアンの井戸」を鑑賞することができる
作品は、鋳物、鍛冶(かぢ)、銀細工、刺繍などの伝統工芸を描いた古代の模様や絵が施された、大きなランプである

輝くハノイの物語を伝える展覧会「ティエン・クアン(天光)」


(VOVWORLD) - 2024年12月22日から2025年3月25日まで、ハノイ市内の文廟・国子監で「古代文明の痕跡」展の第3回目となる「ティエン・クアン(天光)」展が開催されます。この展覧会を通じて、アーティストたちは、ハノイの旧称タンロンに根ざした文化、歴史、そして伝統工芸の精髄を照らし出すことを目指しています。この写真記事で、それをご紹介します。

レ・チ/VOV5