ASEAN首脳会議

(VOVWORLD) - 会議では、ASEAN 共同体ビジョン 2025の実現を目指す方策や、結合の強化、ASEANの活動の効果向上、国連の持続可能な開発のための2030アジェンダなどについて討議が行われます。
ASEAN首脳会議 - ảnh 1      (写真:Thống Nhất/TTXVN)

既にお伝えしましたように、13日、フィリピンの首都マニラで、ASEAN=東南アジア諸国連合第31回首脳会議と関連会合が開幕し、グエン・スアン・フック首相をはじめ、加盟10カ国や対話国の首脳らが出席しました。

会議では、ASEAN 共同体ビジョン 2025の実現を目指す方策や、結合の強化、ASEANの活動の効果向上、国連の持続可能な開発のための2030アジェンダなどについて討議が行われました。

会議で発言にたったフック首相は、ASEAN創立50周年記念活動の意義を強調するとともに、ASEANが注力する3つの協力分野を再確認しました。

また、「ASEANは国民の利益を重視し、強固なASEAN共同体づくりに力を入れていく必要がある」と訴えるとともに、「地域内の貿易・投資協力の強化や、企業間の連携の促進などを通じてAEC=ASEAN経済共同体構築を進めていくよう」アピールしています。さらに、ASEANに対し、自らの中核的な役割を発揮させていくよう求めました。

ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)問題に関し、フック首相は参加者らに対し、「この海域での安全保障や、航海の自由・安全の確保、1982年国連海洋法条約を含め国際法に従う紛争の平和的解決、DOC=海上行動宣言の徹底的遵守などを今回のサミットの文書に盛り込むよう」要請しました。

ASEANの首脳らは、今回のサミットで、1件の文書に調印し、11件の文書を採択することで一致しました。

これとは別に、13日夜、ASEANの首脳らは、ASEAN・アメリカ関係樹立40周年を記念する首脳会議や、ASEAN・中国、ASEAN・韓国、ASEAN・日本、ASEAN・国連、日本・メコン川流域諸国首脳会議に参加しました。

ご感想

他の情報