ジャカルタ(CNN) インドネシアの海上でライオン・エアーのJT610便が墜落した事故で、国家捜索救助庁は記者会見を開き、1日の捜索で降着装置と車輪および本体の大きな一部分を発見したと明らかにしました。
(写真:THX/ TTXVN) |
この前日には、飛行データを記録したフライトデータレコーダー(FDR)が見つかっていました。事故では新型のボーイング737型機が墜落し、搭乗189人全員が死亡したとみられていますが、フライトデータレコーダーの発見で原因究明につながる可能性もあります。
国家捜索救助庁の責任者は記者会見で、部品の場所を特定するために新たな戦略を用いたと説明しました。石油会社の船舶やROV=遠隔操作型無人潜水機などを投入したことを明らかにしました。
一帯の捜索には同庁や海軍および警察のダイバーが派遣されており、2日には船用クレーンを用いて降着装置を引き上げる予定だといいます。
コックピット内の音声を記録したコックピットボイスレコーダー(CVR)については、発信される信号音をまだ検知できていないと説明しました。CVRは深さ35メートルあまりの海底にあるとみられています。
ライオン・エアー機は10月29日、離陸して13分後に墜落しました。フライトでは1時間をかけてジャカルタからバンカ島のパンカルピナンへと向かう予定でした。