エジプト 過激派襲撃で25人死亡

エジプト 過激派襲撃で25人死亡 - ảnh 1
シナイ半島でのエジプト軍隊の戦車(写真 PressTV)

(NHK) エジプト東部、シナイ半島の都市、アリーシュとその近郊で29日夜、軍の駐屯地の前で爆弾を積んだ車が爆発したほか、軍や警察の施設や検問所など数十か所に迫撃砲弾が撃ち込まれ一部の建物が崩れ落ちました。
地元の当局者によりますと、一連の攻撃で兵士など少なくとも25人が死亡し、軍や警察を狙った犯行の手口からシナイ半島を拠点とするイスラム過激派組織「エルサレムのアンサール団」による犯行とみています。
「エルサレムのアンサール団」は、エジプトでおととし起きた軍による事実上のクーデターで、イスラム組織出身の大統領が追放されたあとテロ活動を活発化させ、去年11月、イスラム過激派組織「イスラム国」の指導者バグダディ容疑者に忠誠を誓うと宣言しています。
今のところこのグループの活動は主にシナイ半島にとどまっていますが、「イスラム国」と連携する過激派の活動が今後、多くの観光地を抱えるエジプト各地で活発化し治安が悪化することが懸念されます。

ご感想

他の情報