カナダでのフック首相の活動

(VOVWORLD) -  カナダ時間の8日午前6時半に、ベトナムのグェン・スアン・フック首相はケベック・ジャン・ルサージ国際空港に到着しましたが、その直後、フック首相は様々な活動を行いました。
カナダでのフック首相の活動 - ảnh 1   ベトナム・カナダビジネス座談会

8日、ケベックシティーで、カナダを訪問中のグエン・スアン・フック首相は、ベトナム・カナダビジネス円卓会議に参加しました。

席上、フック首相は「ベトナムは常にカナダの投資家を歓迎している」と再確認するとともに、「CPTPP=包括的および先進的な環太平洋経済連携協定の展開により、ケベック州を含めカナダからベトナムへの投資ブームが出る」との確信を表明しました。

また、「ベトナムは航空や、電力、石油ガス、通信、交通インフラなどの分野に携わる国営企業の株式化を進めているが、これはカナダ企業にチャンスをもたらす」としました。両国間の協力の展望に関し、フック首相は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムはカナダを米州地域における重要な相手国と見なしています。両国の経済は大きな潜在力があり、競争することよりも、互いに支援しあうことができます。特に、ベトナムは熱帯農業があり、美味しい農産物を提供できます。」

このように語ったフック首相は、「ベトナムは常に、外国人投資家とその正当な利益の保護を重視している」と再確認しました。

一方、カナダ中央銀行のビンセント・ジョリ・クール副総裁はこの30年以上に行われているベトナムのドイモイ刷新事業の成果を高く評価し、ベトナムでの投資チャンスを楽観視しています。

(テープ)

「カナダ中央銀行のプレゼンスがある国々の中には、ベトナムは外国投資に関する最もオープンな政策がある国です。ベトナムはインフラだけでなく、企業理念に関する基準の完備も進めています。」

カナダでのフック首相の活動 - ảnh 2 フック首相(左)とジュリー・ペイエット総督

同日、フック首相はカナダのジュリー・ペイエット総督と会見し、関係強化策などについて話し合いました。フック首相は、カナダとの友好協力関係の強化を重視するというベトナムの政策を再確認した上で、カナダ側に対し、「ベトナムでのフランス語圏の活動や、フランス語教育とその人材育成を進めるとともに、気候変動対応プロジェクトや、経済協力プロジェクト、教育訓練協力プロジェクトへのベトナムの参加を支持するよう」提案しました。

ペイエット総督との会見後、フック首相はカナダのジャン・クレティエン元首相と昼食会を行いました。昼食会には、ペイエット総督、および、銀行や、航空、農業、ハイテク、製造業、デジタルなどの分野に携わるカナダとベトナムの企業経営者も参加しました。

同日、フック首相はケベック州のフィリップ・クイヤール首相と会見しました。フック首相は、「ベトナムは常に、ケベック州を含めカナダの各地方との協力を重視しており、これを両国間の全面的パートナーシップの優先課題として見なしている」と確認しました。

会見後、両氏はベトナム教育訓練省とケベック州との大学教育協力に関する共同宣言の調印式に立ち会いました。

同日、フック首相は、ラバル大学で行われたスマートテクノロジーのパフォーマンスに出席しました。また、OECD=経済協力開発機構のアンヘル・グリア事務総長と会合も行いました。

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