コロンビア 半世紀超の内戦 終結で合意


コロンビア 半世紀超の内戦 終結で合意 - ảnh 1
コロンビアに新しい紀元を切り開くFARC=AP


(NHK) 南米のコロンビアでは、政府と反政府ゲリラが、半世紀以上続いた内戦を終結させることで合意し、20万人以上が犠牲になった内戦が終結に向かうのか注目されます。

コロンビアでは、1960年代から政府と反政府ゲリラ組織「FARC(ファルク)=コロンビア革命軍」との間で激しい内戦が続き、およそ22万人が犠牲になっています。

双方は4年前から和平交渉を続け、ことし6月に停戦することで合意したあと、FARC側の政治参加や武器の放棄などについて詰めの協議を行ってきました。そして双方は、交渉を続けてきたキューバで24日、内戦を終結させることで合意したと発表しました。コロンビアのサントス大統領は、合意が発表された直後、テレビを通じて国民に向けて演説し、「今回の合意はすべての国民に恩恵を与える」と高く評価しました。地元メディアによりますと、和平合意の署名式は来月にもコロンビアで行われるということです。

ただ、コロンビアの憲法裁判所は、今回の和平合意は国民の承認を得る必要があるとしているため、政府は具体的な合意内容を国民に示したうえで、10月2日に国民投票を実施することにしています。世論調査によっては国民の支持が分かれているものもあり、半世紀以上にわたって20万人以上が犠牲になった内戦が終結に向かうのか注目されます。

ご感想

他の情報