18日、ASEAN=東南アジア諸国連合はタイ北部チェンマイで外相会議を開き、ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャの迫害問題解決へ向けて、ASEANが積極的に関与する方針で一致しました。一部加盟国が中国と領有権を争うベトナム東部海域（南シナ海）問題では、議長国タイが発表した報道声明で「いくつかの懸念があることに留意」と言及されました。

タイのドン外相は終了後の記者会見で、ロヒンギャ問題解決のため「ASEANの役割を強めていくことを明確にした」と述べました。ASEANは内政不干渉を原則とするが、ミャンマーを支援する姿勢を鮮明にしました。

会議に参加したベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相は「ベトナムは2020年のASEANの議長国を務めることに前提を作り出すため、全力を尽くす」と明らかにしました。