トランプ米大統領 「ロシア疑惑」で発言を修正

(NHK)アメリカのトランプ大統領は、ロシアのプーチン大統領との首脳会談での発言を修正し、いわゆる「ロシア疑惑」についてロシアが関与していた可能性があるという見方を示しました。アメリカ国内の与野党から高まる批判を受けて、事態の収拾をはかりたいという狙いがあるものとみられます。
トランプ米大統領 「ロシア疑惑」で発言を修正 - ảnh 1       (写真:AFP/ TTXVN)
アメリカのトランプ大統領は、フィンランドの首都ヘルシンキで日本時間の16日夜に行われた米ロ首脳会談のあとの記者会見で、おととしのアメリカ大統領選挙にロシアが干渉したとされるいわゆる「ロシア疑惑」について、「ロシアが関与していると信じる理由はない」と述べ、ロシア側の主張を受け入れる見方を示しました。

しかしトランプ大統領は、ホワイトハウスで17日行われた会議の冒頭で「記者会見での発言を1か所釈明したい。『ロシアが関与していないと信じる理由はない』と言うべきところを『関与していると信じる理由はない』と発言してしまった」と述べて発言を修正し、いわゆる「ロシア疑惑」にロシアが関与していた可能性があるという見方を示しました。

トランプ大統領のヘルシンキでの発言に対しては、アメリカ国内の野党だけではなく与党・共和党の幹部からも批判する声が高まっています。

トランプ大統領は、みずからの発言を言い間違いだとして修正することで、事態の収拾をはかりたいという狙いがあるものとみられます。

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