バングラデシュ首都で大規模火災 81人死亡

(NHK) -バングラデシュでプラスチック製品の倉庫から火が出て建物9棟が全焼し、これまでに作業員など81人が死亡しました。行方がわからなくなっている人が大勢いるとみられ、現地の消防などが捜索を続けています。

バングラデシュの首都ダッカで、20日、プラスチック製品や加工作業に必要な化学薬品を保管していた3階建ての倉庫から火が出て、付近一帯に燃え広がりました。

さらに倉庫の近くに置いてあったガスボンベや送電設備などに引火して爆発が起きたため、消火活動に当たっていた消防隊員が一時避難し、火は、21日朝までかかってほぼ消し止められました。

この火災で、倉庫と周囲のアパート、飲食店など合わせて建物9棟が全焼し、バングラデシュの当局によりますと、これまでに倉庫の作業員など81人が死亡、50人以上が病院に運ばれて手当てを受けています。

さらに、行方がわからなくなっている人が大勢いるとみられることから、消防などが捜索を続けています。

火事の現場は古い建物が密集する首都の旧市街地だったため短時間に燃え広がったということで、警察は、火災の原因を調べるとともに、火元となった倉庫の安全管理に問題がなかったか関係者から事情を聴いています。


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