ベトナム、遺産都市保存に努力

(VOVWORLD) - 席上、参加者らは遺産の保存・管理に関する経験を交換しました。また、持続可能な遺産都市の保存に関する新しいアイディアや、アプローチ方法も提案されました。
ベトナム、遺産都市保存に努力 - ảnh 1 シンポジウムの様子(写真:Bao moi)

第6回クアンナム遺産フェスティバルの枠内で、14日、ホイアン旧市街で、「遺産都市の価値の保存・発揮」をテーマにした国際シンポジウムが行われました。

席上、参加者らは遺産の保存・管理に関する経験を交換しました。また、持続可能な遺産都市の保存に関する新しいアイディアや、アプローチ方法も提案されました。

ホイアン旧市街遺跡保存・管理センターのグエン・チー・チュンセンター長は、「1999年12月4日にユネスコの世界遺産に登録されたホイアン旧市街では、住宅や、会館、寺院、礼拝堂、井戸などあわせておよそ1000の遺跡が保存されている」と明らかにしました。

また、「ユネスコは常に遺跡保存のための地元の努力を高く評価している」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「ホイアンは、今後も、共同体全体の力を発揮させ、遺跡保存と観光開発を両立させていく方針です。これは最も重要なことです。発展は、共同体に利益をもたらす一方、共同体は遺跡の保存に関する責任感を高めます。」

シンポジウムで、ベトナムユネスコ委員会のファム・クアン・ビン理事長は、「遺産都市は、価値を発揮させながら、成長と保存を両立させる必要がある」と指摘した上で、「今後、試練に対応するために世界各国の経験を学び、生かさなければならない」との見解を表明しました。

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