ボコ・ハラムが軍基地を襲撃、数百人不明 ナイジェリア

【AFP】ナイジェリアの治安筋は15日、北東部ヨベ州にある軍の基地がイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」に襲撃され、兵士ら数百人が行方不明になったと明らかにしました。

北東部でのボコ・ハラムによる軍部隊への襲撃は2日連続で、一帯における軍の掌握の弱さを改めて浮き彫りにしました。

匿名の軍事筋によれば、武装集団は14日夜、兵士700人余りが駐留する基地に侵入しました。その後基地に戻ってきた兵士は100人足らずでした。

襲撃を受けた部隊に死傷者が出ているかは不明です。基地は新しく、部隊は商都ラゴスから最近到着したばかりだったといいます。

ヨベ州では今年2月、女子生徒100人超が拉致される事件も発生しています。

ムハマドゥ・ブハリ政権は、ナイジェリアは「紛争後の安定期」にあるとしていますが、13日にもヨベ州に隣接するボルノ州でボコ・ハラムの武装集団が軍の車列に待ち伏せ攻撃を仕掛けていました。

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