リビアに派遣された労働者の安全確保(2)


労働傷病軍人社会事業省所属海外労働管理局によりますと、トリポリとベンガジをはじめリビアで暴力がエスカレートしている背景の中、同省は、政府にリビアに派遣されたベトナム人労働者の安全確保のための案を提出しました。

これによりますと、関連各機関はリビア状況を見極め、必要な場合にベトナム人労働者を退避させる計画を立案しています。現在、リビアで働いているベトナム人労働者の数は1750人で、そのうち、200人がトリポリとベンガジに住んでいるとしています。

一方、労働力提供企業ソナ(SONA)社の代表によりますと、同社がリビアに派遣した労働者500人の中の79人が既に帰国したということです。

在リビアベトナム大使館も常時にリビア在留ベトナム人共同体と連絡を維持すると同時に、暴力が発生している地域からベトナム人労働者の避難計画を立てています。ダオ・ズイ・テェン大使は次のように語りました。

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「私たちは、ベトナム人労働者に対し、居住地と職場を離れなく、また、在リビアベトナム大使館に危険な場所などに関する情報を直ちに伝えるよう勧告しています。国内の関連各機関が状況を見極め、労働者の安全を確保する措置をとるよう求めています」

 

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