先週の主な文化スポーツニュース

(VOVWORLD) -12月4日からの先週の主な文化スポーツニュースをまとめてお伝えします。

まず始めは文化ニュースです。

*7日、韓国のチェジュ島で行われたUNESCO=国連教育科学文化機関の無形文化遺産の保護のため政府間委員会第12回会合で、ベトナム中部の民謡を歌いながらゲームをする伝統芸能「バイチョイ」が人類の無形文化遺産に認定されました。同委員会によりますと、「バイチョイ」はコミュニティの重要な文化活動であり、故郷への愛、人々の付き合いを示すものでもあることから、無形文化遺産としての基準を満たしたとしています。

*7日、ハノイのクアンスー通りにある国立放送センターで、VOV=ベトナムの声放送局とベトナム作曲家協会の共催により、「ベトナム作曲家協会・60年間にわたり、国と共に歩む」をテーマとしたシンポジウムが行われました。この60年、ベトナムの音楽作品の大部分は国の防衛発展事業を鼓舞し、愛国主義と密接に結びつけるものです。シンポジウムで、ベトナム作曲家協会のドゥ・ホン・クアン( Do Hong Quan) 会長は次のように語りました。

(テープ)

「現在の音楽部門には最近創作された作品はあまり芸術価値がないことや他の作品を真似にしたものや民族性がないという問題点が浮上しています。音楽家は十分に養成され、基本的知識とよい審美性がなければ、よい作品を造ることはできません。音楽作品の芸術性が十分に管理されている所の一つはVOVだと思います。

*先週、北部クアンニン省で、中央文学芸術評論評議会は「ベトナム文学・芸術の動向・現状と発展の方向」をテーマとした科学シンポジウムを行いました。シンポジウムで発表された全国の文学評論家、研究者のスピーチはいずれもベトナム文学の発展の動きを詳しく分析しました。その他、文学・芸術の今後の発展の見通しも出されました。

*ベトナムの民間信仰の一つである聖母信仰がユネスコ=国連教育科学文化機関により世界無形文化遺産として認定されてから1年になったことを機に、5日、ロシアの首都モスクワにあるベトナム文化信仰研究保存センターは座談会を開き、この信仰をロシアの友人に紹介しました。この機に、「聖母道」の最も重要な儀式「ハウドン」の披露が行われました。ハウドンはベトナム語で、神が霊媒に乗り移って預言や踊りなどを行うことです。バードンと呼ばれる霊媒師を通じて、神と向き合う儀式です。在ロシアベトナム大使館のブイ・タイン・ソン( Bui Thanh Son) 大使は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムの霊媒師のバードンの代表団がモスクワを訪れることを嬉しく思っています。この訪問を通じて、ロシアの友人にユネスコにより認定されたベトナムの独特な文化遺産を紹介する事ができることでしょう。」

次はスポーツニュースです。
*先週、メキシコで開催中の世界パラ・パワーリフティング選手権大会2017に参加していたベトナムのレ・バン・コン選手は金メダルを獲得すると同時に49キロ級部門で世界記録を突破しました。これにより、5日午後現在、ベトナムは国別メダルランキングの中で、中国、メキシコ、エジプト、及びナイジェリアに次いで5位になっています。
*アメリカで開かれた 世界重量挙げ選手権大会に参加したベトナム代表は金メダル4個、銀メダル2個、銅メダル1個を獲得しました。その中で、56キロ級のベトナム 選手ダック・キム・トアンは金メダル3個を、62キロ級のチン・バン・ビン選手は金メダル1個を獲得しました。


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