対北、韓国大統領が平和的解決を訴え…国連演説

【ニューヨーク=中島健太郎】韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は21日、国連総会の一般討論演説で、朝鮮民主主義人民共和国に対する追加制裁の確実な履行を各国に促すとともに、平和的な問題解決を呼びかけました。
対北、韓国大統領が平和的解決を訴え…国連演説 - ảnh 1      (写真:AFP/TTXVN)

文氏は演説で「朝鮮民主主義人民共和国が自ら核を放棄するまで断固として対応しなければならない。すべての国が安保理決議を徹底的に履行し、朝鮮民主主義人民共和国が追加挑発をすれば新たな措置を模索する必要がある」と強調しました。その上で、「過度に緊張を激化させ、偶発的な軍事衝突で平和が破壊されることがないように、状況を安定的に管理していく」と訴えました。

来年の冬季五輪の開催地である平昌(ピョンチャン)が南北の軍事境界線から約100キロ・メートルであることに触れ、「休戦ラインに近い都市に平和とスポーツを愛する世界の人々が集う。開会式に入場する朝鮮民主主義人民共和国選手団を想像すると胸が熱くなる」と述べ、朝鮮民主主義人民共和国に五輪参加を促しました。

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