独仏、EU域内行の不良債権比率上限5%を提案=共同文書

[ロイター] - 独仏は20日、EU=欧州連合域内の銀行は不良債権比率を5%まで引き下げる必要があるとする共同文書を発表しました。
独仏、EU域内行の不良債権比率上限5%を提案=共同文書 - ảnh 1        (写真:AFP/TTXVN)

この水準が採用されれば、イタリアなどの銀行が一段の不良債権処理を迫られる可能性があります。

独仏は来週のEU=欧州連合首脳会議を前に共同文書を採択しました。すべての欧州の銀行はNPL=不良債権のグロスエクスポージャーを5%まで引き下げる必要があるとしました。

不良債権のグロスエクスポージャーはイタリアの銀行が平均で11.1%、ギリシャが44.9%、キプロスが38.9%。このほか、EBA=欧州銀行監督機構の昨年12月までの統計によりますと、ブルガリア、クロアチア、ハンガリー、アイルランド、ポルトガル、スロベニア、ポーランド、ルーマニアも5%を超えています。

EU全体の銀行不良債権比率は平均で4%。ドイツとフランスはこの水準を下回っています。

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