18日午前、ハノイで「コミュニティのためのイニシアチブ支援センター」は、関連各機関と連携して、2016年～2019年期の「創造的かつ持続可能な農村開発に貢献する社会的企業」というプロジェクトを総括するシンポジウムを開催しました。このプロジェクトは、ベトナム北部ラオカイ省やホアビン省などの僻地に住んでいる社会的弱者を対象に生活水準を向上させることが狙いです。

具体的には、地元の住民への経営コンサルタントや、実務研修などが含まれています。シンポジウムで発言にたった「コミュニティのためのイニシアチブ支援センター」のファム・キエウ・オアインセンター長は、次のように語りました。

（テープ）

「このプロジェクトは2つのアプローチを提出します。1つ目は、地元住民の経営活動の促進に集中すること。2つ目は、地元住民である社会的企業の連携ネットワークを発展させ、彼らの相互支援を目指すとともに、地方行政府にこれらの企業に有利な条件を作り出すよう働きかけることです。これにより、住民の生活水準を持続的に向上させることができるでしょう。」

なお、このプロジェクトが実施されてから3年経った現在、60社あまりの社会的企業は「創造的かつ持続可能な農村開発に貢献する社会的企業」というプロジェクトから支援を受けているとしています。