警察学校で爆発 9人死亡50人以上けが テロか コロンビア

(NHK)コロンビアの首都ボゴタにある警察学校で、爆弾を積んだ車が爆発し、これまでに9人が死亡、50人以上がけがをし、ドゥケ大統領は、テロだという見方を示しました。

警察学校で爆発 9人死亡50人以上けが テロか コロンビア - ảnh 1       (写真:THX/TTXVN)

コロンビアの首都ボゴタにある警察学校で17日、男が運転する爆弾を積んだ車が学校内に侵入して爆発しました。

地元警察によりますと、この爆発でこれまでに9人が死亡し、50人以上がけがをしました。

警察学校ではこの日、警察の宣伝イベントが開かれることになっていて、イベントに参加する警察官やその家族などが大勢いたということです。

コロンビアでは、2016年に政府と反政府ゲリラ組織、FARC=コロンビア革命軍との間で和平合意が結ばれ、別の左翼ゲリラのELN=民族解放軍とも和平交渉が続けられていました。

しかし、去年8月に就任したドゥケ大統領は、FARCが内戦中に犯した殺人などの罪の代償をきちんと支払わせるべきだとして、和平合意の修正を訴え、ELNとの交渉も停止しています。

これに対し、FARC側が反発し、一部が活動を続けているほか、別の左翼ゲリラのELNも活動を続けると宣言しています。

今回の事件については、いずれの組織も犯行声明などは出していませんが、ドゥケ大統領は、「コロンビアの国民は、テロに屈しない」というコメントを発表し、今回の事件がテロだという見方を示しました。

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