ハイテン氏は「（大統領の命令が）違法なら、『大統領、それは違法だ』と言うことになる」と指摘し、状況に応じて他の選択肢を考えると説明しました。ただ、どのような命令が「違法」に当たるかは明確にしませんでした。
トランプ氏は、核・ミサイル開発を続ける朝鮮民主主義人民共和国に対し、「火力と怒りに直面する」と警告したり、「完全な破壊」に言及したりするなど好戦的な発言を繰り返しています。このため、アメリカ議会などからトランプ氏が朝鮮民主主義人民共和国への先制核攻撃を行いかねないと憂慮する声も上がっています。
上院外交委員会は１４日、核兵器使用に関する大統領権限に関して公聴会を開催しました。民主党のマーフィー議員は「トランプ氏は非常に情緒不安定で非常に気まぐれだ」と批判し、「米国の国家安全保障上の利益から大きく外れた核攻撃を命じるかもしれない」と懸念を表明していました。