高架橋崩落25人死亡 依然複数が不明 イタリア ジェノバ

(NHK) イタリア北部のジェノバで高速道路の高架橋が崩落し、これまでに25人の死亡が確認されたほか、依然として複数の人の行方が分かっていません。この高架橋を巡って地元メディアは、コンクリートの強度が正確に測定されていなかったといった専門家の批判を伝えていて、崩落した原因に関心が高まっています。
高架橋崩落25人死亡 依然複数が不明 イタリア ジェノバ - ảnh 1

イタリア北部のジェノバで14日、高速道路の高架橋の一部がおよそ200メートルにわたって突然、崩落しました。

当局によりますと、当時、高速道路を走っていた車両およそ30台が巻き込まれ、これまでに25人が死亡、15人がけがをしたということです。

また、複数の地元メディアは、今も10人以上ががれきの下敷きになっている可能性があると伝えていて、消防や警察が捜索や救出作業を続けています。

高架橋はイタリア北部とフランス南部を結ぶ幹線道路にかかっていて、当時は休暇で多くの車両が橋を利用していたとみられています。

この高架橋は1960年代に建設されたということで、地元のメディアは専門家の話として「建築工法上の問題から、深刻な腐食が進んでいた」と伝えています。

また、コンクリートの強度が正確に測定されていなかったといった専門家の批判も寄せられていたということで、高速道路の高架橋がなぜ突然、崩落したのか、その原因に高い関心が集まっています。


ご感想

他の情報