（写真：AFP/TTXVN）

メイ首相は２２日にフィレンツェでＥＵ離脱を巡り演説します。

バルニエ氏はイタリア議会で行った演説で、イギリスによる離脱費用の支払いやイギリス在住のＥＵ市民の権利保護に言及し、「交渉を進展させるため、これらの問題についてイギリスが明確な意向を示すのを待っている」と述べました。

また「秩序ある離脱や移行期間設定の条件について速やかな合意は可能だ」とし、「そのためにはイギリスが来週にも、障害を克服するための提案を示すべきだ」と言明しました。秩序ある離脱で合意することが、「将来の関係について建設的で信頼できる協議を行う前提になる」との立場を示しました。

イギリスＢＢＣによりますと、メイ首相は２２日の演説で、離脱後に２年間の移行期間を設けることを求める見通しです。

バルニエ氏は「イギリスから要請があれば短期の移行期間」の設定を検討する用意があるとしながら、予算を含むＥＵの規定を受け入れることが条件になるとも強調しました。