ベトナムのドイモイ事業に対するロシア10月革命の価値

(VOVWORLD) - 100年前の1917年11月7日、レーニンをはじめとするロシア共産党の指導のもと、ロシアの労働者と国民は立ち上がり、10月革命を成功裏に行 いました。100年の歳月を経ながらも、この偉大な革命は価値を保ち、工業化・近代化事業と国際社会への参入を進めているベトナムを含む世界各国の国民の 革命事業の原動力と見られています。

ロシア10月革命について、ホーチミン主席は、「10月革命は太陽のように、全世界を照らし、圧迫・搾取される数百万人の心を奮い立たせた。人類の歴史において、このように大きくかつ意義深い革命はない」と強調しました。

また、「ロシア10月革命の偉大な勝利は、世界の労働者階級と圧迫される各民族に貴重な教訓をもたらし、労働者階級を含め全人類の解放事業を確保する」と評価しました。

ベトナムのドイモイ事業に対するロシア10月革命の価値 - ảnh 1         (写真:History Conflicts)

 

ベトナム革命事業に対するロシア10月革命の価値

ロシア10月革命の勝利を受け、ホーチミン主席が創立・訓練したベトナム共産党は社会主義方向に沿ってベトナムの革命事業を指導してきました。そして、1986年から国の全面的なドイモイ刷新事業を実施し始めました。ベトナムは、国の発展事業の現状に従って、実践と理論の研究を進めてきましたが、ロシア10月革命から多くの教訓を引き出してきました。これに関し、中央理論評議会のタ・ゴック・タン副議長は次のような見解を述べています。

(テープ)

「ロシア10月革命の意義は偉大です。その革命は人類に新しい時代を切り開きました。また、資本主義国々を含め全世界を変化させ、世界の社会主義システムの誕生に繋がりました。1991年に、ソ連をはじめ東欧での社会主義システムは崩壊しましたが、これもベトナム革命事業の貴重な教訓となりました。」

 

社会主義への発展路線を堅持するベトナム

ソ連をはじめ東欧での社会主義システムの崩壊後、ベトナム共産党は自国の社会主義建設事業の弱点と誤りを認識した上で、克服措置を適時にとりました。ベトナム共産党は、「マルクス・レーニン主義や、ホーチミン思想を基礎にドイモイを進め、いかなる状況においてもその目標を変化せず、一歩一歩、ホーチミン主席が選んだ路線に従って前進する」という原則を堅持しています。

ホーチミン国家政治学院のマイク・クアン・タン博士は次のように分析しました。

(テープ)

「ベトナムを含め、社会主義建設を進めている国々は実践面でも理論面でも多くの困難に直面しています。これらの困難は、党の路線確定にも影響を与えています。しかし、ベトナムは共産主義への発展という道を堅持しています。これは、全世界の発展事業の必然的方向だからです。

一方、グエン・フ・チョン党書記長は、「現在、党建設事業や、党の指導力の向上、経済の競争力の向上などを進めているが、中でも、民族独立はその前提である」と指摘し、次のように語りました。

(テープ)

「国の独立・統一・領土保全を確保し、敵対勢力の破壊行為を失敗させ、国の発展事業のために平和的環境を維持しなければなりません。また、外交関係を拡大させ、国際社会の積極的かつ信頼に足るパートナーになります。あらゆるチャンスも活用し、あらゆる困難も乗り越え、国の参入事業を進め、国際社会における地位の向上に力を入れていく必要があります。」

このように語ったチョン書記長は、「30年間にわたって行われてきたドイモイ事業をはじめこのおよそ90年間に収めてきたベトナム革命事業のすべての勝利がロシア10月革命と旧ソ連の効果的な支援に結び付くことを証明する根拠は十分にある」と強調し、今後もベトナムが社会主義建設事業を継続していくことを再確認しました。

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