ベトナムとラオスの全面的協力の促進

ラオスのチュンマリー・サイニャソーン人民革命党書記長兼国家主席夫妻の招きに応え、23日、ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席夫妻はラオス訪問を開始しました。これは両国関係の重要な出来事であり、ベトナムとラオスの特別な友好関係の強化に寄与するとみられます。


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チュオン・タン・サン国家主席による今回のラオス訪問は2012年2月と2013年11月の訪問に続き、3回目となります。この訪問は両国の特別な団結と全面的な友好、協力関係を示し、政治、安全保障、国防、貿易、投資、文化、教育訓練分野での協力を促進するものとなるとしています。


従来からの友好関係

1962年9月5日、両国の外交関係が樹立されてから半世紀を経た現在、ホーチミン主席とラオスのカイソン・フォムビハン人民革命党書記長が築いた特別な関係は両国の党、国家、国民により絶え間なく培われています。50年間にわたり、この関係は特別な団結、全面的な協力の模範となっています。

ベトナムのグエン・スアン・フック副首相は次のように語りました。

(テープ) O Phuc

「ベトナムとラオスの関係は両国の幾世代にもわたる多大な犠牲の上に培われたもので、両民族の貴重な財産となっています。世界情勢がどんなに推移していてもベトナムはラオスに特別な厚情と支持を与えます。ベトナム・ラオス関係はベトナムの党と国家の対外政策の第一の優先課題に位置づけられます。」

この数年、両国は各レベルの訪問団の交換を進める一方、両国の指導者が達成した合意書、また、ベトナム・ラオス政府合同委員会第37回会合で出された協力計画の実施に取り組んでいます。経済、投資、貿易分野での協力は順調に行われ、2014年の商取引額は2013年の24・5%増にあたるおよそ14億ドルに達しました。

双方は2015年、この数字を20億ドルにするという目標の達成に努力しています。また、2015年以内に、ベトナムとラオスを結ぶ高速道路の建設やパイプラインの設置プロジェクトを完成させるよう力を尽くしています。

経済の傍ら、教育協力は優先課題の1つとされています。現在、「2011年から2020年までのベトナムとラオスの教育・人材育成協力の質と効果向上」計画が積極的に進められており、国民、とりわけ若者に対しベトナムとラオスの特別な関係の宣伝・教育が促進されています。

また、国防・安全保障分野での協力も強化されつつあり、国境地域にある各地方間の団結、協力が緊密化され、平和、安定、発展の国境線作りを狙っています。


新たな状況に友好関係を発揮

地域と世界情勢が複雑に推移しているにもかかわらず、両国は友好と全面的な協力関係、特別な団結の重要性と戦略的を確認し、その関係の強化、発展を続ける決意を示しました。また、両国は各レベルの会合、会議を維持すると同時に協力様式を刷新し、それぞれの国の利益と安全保障に関する問題を適宜に解決する方針です。

ラオス・ベトナム友好協会副会長で、ラオス革命青年同盟のビライボン・ブッダカム第一書記は次のような見解を述べました。

(テープ) Vilayvong

「グローバル化と参入の動きが進められている現在、私たちは両国の党、国家、国民の従来からの友好と全面的な協力、特別な団結を強化、維持していく必要があると思います。また、両国の若者に対し、伝統の教育を促進しなければなりません。」

チュオン・タン・サン国家主席のラオス訪問にあたり、双方は今後における両国の党、国家の相互信頼と特別な関係を強化する措置について話し合います。これまでの歴史を振り返り、両国の友好、協力関係と特別な団結は今後もダイナミックな発展を遂げ、両国国民の利益と地域の平和、安定、繁栄に寄与すると予想されます。

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