地図上での描写と距離等の測定は、基本的な調査活動であり、地球の研究を展開する為の重要な土台でもあり、経済社会発展や、国防安全保障、土地区画整理、領土管理などに奉仕する情報、データを提供し、領土保全の確保、国民の知識向上などにも寄与しています。2019年1月1日に発効される計測･地図法は、9章、61条から構成され、国際参入の要求に応えると共に、ベトナムが締結している国際条約に合致していると評価されています。国会議員のク・ニエウ氏は次のように語っています。

(テープ)

「計測と地図の活動は、国家主権と領土保全の確保だけでなく、境域と地形地物に関わっています。行政地図、地形地図、地下工事図、民間航空図などの各種地図は、国防安全保障の原則を遵守する必要があります。」

国民の知識向上を目指して、地図と地理空間データの使用を強化するために、教育養成省は幾つかの方策を提案しています。その中でも、生徒が地図記号を理解し、読み取れるように、地図で授業を行うこと、ソフトウェアを利用して、地理学や歴史学などの学部を教えることなどがあります。

地図製品の使用を促す為には、コミュニティ全体の支持が必要とされると同時に、国家は各組織や個人による地理空間データーの提供に便宜を図ることも重要です。