イスラム原理主義組織ハマス (写真:ロイター)
4日、エジプトの裁判所は、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム原理主義組織ハマスによるエジプト国内での全ての活動を禁止する決定を下しました。
この動きは、エジプトとハマスが実効支配しているガザ地区との緊張情勢を激化すると指摘されています。
公判中のモルシ前大統領のスパイ罪などでハマスが関与したとされ、活動禁止は、これらの公判で判断が示されるまでの措置としました。
エジプト国内の拠点閉鎖や資産凍結のほか、幹部ら拘束の可能性もあります。
エジプト裁判所の決定を受け、ハマス幹部ザッハルさんは「この判決は無効だ。といのは、ハマスはエジプト国内に本部がないし、如何なる活動も行なっていないから。」と強く非難しました。ハマスの報道官によりますと、エジプト裁判所の判決は間違っており、パレスチナ人を狙ったものに過ぎない。」と述べました。